5話 ページ5
「こちとらなァてめーらが親父の金玉に入ってる頃から、ここに住んでんだ!!」
「何で出てかなきゃならねェ!!」
「っていうか、あんま、こっち見んな恥ずかしーから!!」
皿が割れて、ちょっぴりシャイに
ちょっカメラは勘弁してホントッと海老名は一人で喋っている
っていうか意味あんのかよ、あの皿…
「ここら一帯に、どでかーいゴルフ場つくりたいのよ」
「それには、この池が邪魔なんだってば!」
「アンタの住む池なら他に用意してやるから」
「ここからは出ていってくんない?」
「そういう問題じゃねーんだよ!!」
「ここはなァ俺だけの池じゃねーんだ」
「ここはアイツの…」
「なんかよくわかんないけど」
「これ以上、俺の邪魔するなら、それ相応の覚悟はしといてよ」
「どっからゴルフボール飛んでくるか、わかんないよ…」
ペタペタとAは海老名の皿をセロハンテープで、くっつけていた
「オラ直ったアルヨ、オッさん」
「バリン」
「アレ?今バリンって、いわなかった?」
「気のせいですよ」
「オッさんよォ」
「引っこしするってんなら手伝うぜ」
「よけいな、お世話だバカヤロー」
「……………」
「アレ見ろ」
「妙なもんが見えるだろ」
「ありゃ昔、俺が乗ってきた船だ」
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作者名:夕霧菜 | 作成日時:2020年5月4日 23時