【鬼滅の刃】モブですが何か？？？3

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そうやって会話しつつも地道におりている最中、ドカッと蹴られる音が聞こえた
反射的に振り向くと、禰豆子ちゃんに蹴り飛ばされて宙に浮いている炭治郎と目が合う

まさか、禰豆子ちゃんは鬼を倒すために自らを犠牲にしたのだろうか
うわぁ積極的に自分を守っていく私とは大違いだな(自覚あり)


空中でクルリと回転し、綺麗に着地した炭治郎
すぐさま追い付くと、里の人との間に割り込んで鬼の両腕を斬り落とした
鬼に向かって何か言いながら炭治郎が心臓部分を斬った瞬間、鬼の体が崩れていく

まさかの心臓部分に本体いたんかーい
んなもんどうやって見つけたんだよアイツ




「─────なあ、」
『おうどうした玄弥』


目を大きく見開きながら「あれって……」と言いながらある方向に指をさす
そっちを見た私の口はあんぐりと開いてしまった
だって………



「お、お、おはよう」


禰豆子ちゃんが太陽の下で立っていたんだから


んん？
禰豆子ちゃんって鬼だよね？
人間に戻ったの？
それとも太陽克服しちゃった☆パターンかな？(混乱)


「うっわスゲェ間抜け面…」
『おい何でこっち見てんだよ間抜け面で悪かったな！！』


あんぐりと口を開けたままにしていただけで貶される私とは
なんか今ならぶん殴っても許される気がしてきた(暴論)


「あ、なぁなぁAさん」と、妙にキラキラさせた瞳をこちらに向けて玄弥が話しかけてくる
何あのキラキラした目
悪い予感しかしない

黙っていても良い方向に行く気がしないので『今度は何だよ少年』とため息を吐きつつ返した



「炭治郎が言ってた、ゴキブリ並の生命力が本当なのか試してみてもいいか？」
『だからそれはデマだっつったろ……って待て待て落ち着けステイだステイ』
「いいだろ減るもんじゃねーし」
『命という非常に大切なものが失われる気がするんだよなぁ！！』


知ってる？
地道におりていってるとは言え、まだ半分ぐらいしかいけてないんだぜ？

そこから突き落とされてみろ？
死ぬぞ？？


いやまぁ炭治郎と禰豆子ちゃんという特例もありますけど
崖から落ちて生きてるなんて化け物だなあの2人


「Aさん現実逃避できるぐらい余裕なら大丈夫だろ。いい結果を期待してるからな！」
『満面の笑顔で突き落とそうとすんなサイコパスか…ぁあﾞあぁﾞあﾞああﾞ！？！！？(絶叫)』


私は悲鳴を上げて落ちていった()

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