17話 ページ17
翌日
真｢万次郎、A誕生日おめでとう！｣
じい｢万次郎、Aおめでとう！｣
私は嬉しくて顔がにやける。
目の前にはケーキにロウソクが5本立っている。
いつもこのロウソクを2人で消すのがお決まりだ。
万｢A少し待ってろ！｣
万ちゃんはそう言うとどこかへ行ってしまった。
じい｢Aも持ってきた方がいいんじゃないか？｣
私はじいちゃんの言葉に一回頷いて、じいちゃんの部屋に向かった。
私と万ちゃんは同じ部屋だから、そこにタオルケットを置いておくとばれてしまうので、じいちゃんの部屋に置かしてもらっていた。
私が居間に戻ってくると万ちゃんはもうイスに座っていて、私を待っていた。
万｢待ってろって言っただろ！｣
｢ごめんね、でもね！
これ万ちゃんにプレゼント！
誕生日おめでとう万ちゃん！！｣
私はラッピングされたタオルケットを万ちゃんに差し出した。
すると万ちゃんは驚いた顔をして、俺もとプレゼントを出してきた。
万｢A誕生日おめでとう！｣
私たちはお互いの誕生日プレゼントを交換して見ていると真ちゃんが驚いたように叫んだ。
真｢あぁ！！これラッピング全く同じじゃねぇか！｣
万｢本当だ！｣
私たちは一緒に中を開けると万ちゃんの手には青いタオルケットが、私の手には赤いタオルケットがあった。
じい｢まさか同じ店の隣に並んであったタオルケットを買うとは、さすが双子だ！｣
私は赤いタオルケットを抱きしめて、笑ってありがとうと万ちゃんに伝えた。
真｢Aそれな万次郎が俺の手伝いして金貯めて買ったんだぞ！｣
万｢シンイチローそれ言わない約束だろ！｣
じい｢Aも家の手伝いして、小遣い貯めて買ったんだよな！｣
私はタオルケットにくるまりながら、うんと頷いた。
万ちゃんは少し恥ずかしそうだったが、ありがとうと私に笑いながら言ってくれた。
それ以来寝るときはこのタオルケットを抱きしめながら寝るようになった。
―――――
エマが何歳から佐野家に来たのかが分からなかったので、ここではまだ来ていない設定で書いています。
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加奈子(プロフ) - ラアヤさん» コメントすごくうれしいです！ありがとうございます！更新が都合上頻繁に行えないのですが、これからも佐野万次郎の双子の妹は三ツ谷の彼女を応援して頂けたら嬉しいです！ (2022年3月14日 23時) (
レス) id: 548cbf5bee (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 三ツ谷が、押しなのでめっちゃ嬉しいです！！ (2022年3月8日 1時) (レス) @page11 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：DXザクロ | 作成日時：2022年2月28日 2時
