150話 ページ2
『私はこのまま終身刑か処刑に値する罪を犯した。
壁の外、世界を知りながら、この壁の中で何事もなかったかのように暮らしていた。
しかも家族を作り、兵団に入り、外から攻め込まれてもなお、壁の中の人に何も話すことなく。
きっと話していれば犠牲者をこんなに出さずにすんだ。
エルヴィンもモブリットも二ファもナーリアも、、、、。
何時間ここにいるのだろう。
もうエルとアル、セインとイオに会えないのかな。
リヴァイは来るだろうな。』
そんなことを考え何時間か過ぎていくと牢の部屋の扉が開いた。
扉からは各兵団のトップが入ってくる。
ダリス・ザックレー
ドット・ピクシス
ナイル・ドーク
ハンジ・ゾエ
さらに後ろから
リヴァイ・アッカーマン
が入ってきた。
ザック｢まさかこのような再会になるとはな。
壁の英雄主人公カタカナ推奨。｣
私は無言でザックレーの顔を見続ける。
ピク｢まさかこんな近くに壁の外のことを知っている人物が居るとは思いもせんかったわ、なぁお嬢よ。
お主の家の隠し棚から2冊の本が押収されおった。
1冊は外の世界について書かれた本、もう1冊は九つの巨人について書かれた本じゃった。
なにか弁明はあるか？｣
｢なにもない。
外の世界の本は父と母の本、九つの巨人の本はレイス家の三男ウーリから貰った本。｣
私はここで初めて、壁の中の人に私の全てを話した。
｢私の母の名前はリーナ・フリッツ、壁の外に住む王家の末裔。
王家の血を引くものに現れる"名残り"が私には使える。｣
ハン｢なんだい、その"名残り"とは？｣
｢リヴァイ、おかしいと思った事はない？
なんでストヘス区で女型の巨人が私に向かって走ってたのに、急に方向転換したのか。
なんで私が巨人の真実を知っていると言ったことがあるのか。｣
リヴ｢、、、。｣
リヴァイは私に無言で睨みをきかせる。
｢"名残り" は王家の血を引くものでも滅多に現れない。
しかもユミル・フリッツは女だったから女性にしか現れない力。
母はユミルの死後5人目の力をもつ者だった。
2000年の歴史で5人目。
私が6人目。
この力を持つ者は全ての巨人を操れる。
九つの巨人ですらね、、、、、。
この力は始祖の巨人の名残りなの。
座標の力。｣
そこまで私が話終えると扉がまた開いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
加奈子(プロフ) - 梓沙さん» 更新が遅くなり、申し訳ございません。これからも宜しくお願い致します。 (2022年10月25日 14時) (
レス) id: 7bfb5b8262 (このIDを非表示/違反報告)
梓沙 - 夢主の今後が気になります！！！続きがあれば読みたいです。待ってます。 (2022年5月22日 20時) (レス) id: 8d7295ff4e (このIDを非表示/違反報告)
加奈子(プロフ) - Flowerさん» 本作品を読んでいただきありがとうございます。ご指摘頂き、ありがとうございました。訂正させて頂きました。投稿させて頂いた時には普通だったので、驚きました。これからもユミルの子孫は今を宜しくお願い致します。 (2022年4月4日 10時) (レス) id: 7bfb5b8262 (このIDを非表示/違反報告)
Flower(プロフ) - すみません。153話の話が少し読みずらくなっていました。お手数おかけしますが、改善して欲しいです。口出ししてしまい申し訳ありませんm(_ _)m (2022年4月1日 0時) (レス) id: cd08cf8264 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：DXザクロ | 作成日時：2022年2月14日 15時
