追い詰め プロローグ37 ページ35
「……ねぇ？これ……どういうことかな？」
現在、生徒会室には静けさが残っている
何故…こんな事になったかというと…
少し前の事
ガチャ
「会長〜♪連れてきました〜」
「……桃李、ありがとう」
「…？」
いつもの会長じゃない
あんな貼り付けられたような偽りの笑顔じゃない。
もう一つ、違うことがある
生徒会室がピリピリしているように思う
「…坊っちゃま、こちらに座っていてください」
「うん」
生徒会室にはfineの皆にRabbits、流星隊の皆がいた。
「さて………本題に入るとするかな…ところで…花野さん、企画書はできたかな？」
天祥院先輩の鋭い目に花野さんは一瞬びぐっとなった。
「え、えと……じ、じつは…そ、そう…！！Aちゃんが…私の企画をやりたいって奪ってきたんです…！嘘じゃないです…！信じてください……！」
「！？」
ついには私を悪にしようとし始めたのか…
…もう皆から信用なくなったのかな…
「……ふふ…それはおかしいですよね」
「っ…！？何でですか！？私は企画書を盗まれて…！」
「これをきいてください〜」
奏汰先輩は録音レコーダーをだして再生した
『………これ、企画。今日までにやっておいて』
『…！？きょ、う…』
『ええ』
これは…私と花野さんの朝の会話だ
「ねぇ……これ、どういうことかな？」
最初にこれで戻るわけだ
「かな、た先輩……もしかして先輩が…これ…」
「……ぼくじゃあありませんよ〜？これを『とった』のはさがみせんせいです…」
さが、み先生……
もしかして
花野さんの今までにしてきた事に気づいて…
こんな事を……
「……花野さん、これ…やっていいことなのかな…？本当は…Aちゃんからも止められていたことだからね、あんまり口には出したくなかったんだけど…」
「…っあ、ああ！そ、その企画私も途中から…「黙って」っ…！」
「………この企画ね、落とし物として届いてたんだ？誰かが拾ってくれたみたいだけど…もし、君がこの企画を作ったのなら内容わかるよね？言ってみてよ」
落とし物…ああ、あの企画書はいつの間に落としてしまっていたのか
「………ごめんな、日宮…必ず…逃げ道は作ってやるから…」
「……彼らを止められなかった私達も悪いです…行きましょう」
生徒会室の付近ではこんな会話が流れていたのだった。
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kuru(プロフ) - 吹雪 白さん» ありがとうございます！次のお話で番外編は終わりになると思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 16時) (
レス) id: 8114fc1bd5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 白(プロフ) - この小説好きです！ 夢主ちゃん頑張って！！元彼...信じてるよ (2018年12月1日 16時) (レス) id: abbecc26ba (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
羅衣奈 - kuruさん» 了解しました！名前のことは、気にしなくても大丈夫ですよ！ (2018年10月20日 12時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - 羅衣奈さん» すみません！間違えました。ショト猫さんですね！ (2018年10月20日 11時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kuru | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/member.php?id=28500020
作成日時：2018年9月15日 22時
