捜し物 プロローグ36 ページ34
時は放課後
あれから授業中などにこっそり企画を作成し、何とか終わらせた
あとは、この企画を花野さんに渡すだけ
「…日宮さん、終わった？」
「……お、わりました……」
「早く頂戴」
私はさっき机に入れておいたところを弄った。
………え？
確かに今日、机の中に入れておいたはずなのに…
「………まだ？」
花野さんは怒っている
瞳の奥には焦りも見える
無論私も焦っているのだが………
机の中の教科書も全部だしてみた
だけど…どこにもない
何で
何で何で何で
何でないの？
心当たりは……
お昼を食べていた時だろうか
今日はSwitchと食べた。
確かその時…Switchの皆の機嫌が良かったんだ
いや、そんなことはどうでもいい
…私がお昼を食べているときに誰かが企画書を盗んだのだろうか？
考えられるのは…
花野さんだが、
今回企画書を作るように指示をしてきたのは彼女だ
彼女は今、焦っているし…
違うだろう
じゃあ…一体誰が………
私の思考を邪魔するのかのように放送がはいった
「日宮Aさんと花野ひなさん、今すぐ急いで生徒会室に来なさい。」
天祥院先輩の声だろうか？
確か…花野さんは天祥院先輩から企画書を頼まれたと言ってなかったのではないか？
そしたら………
嫌な予感がする
「…！あ、A〜、花野先輩、呼ばれてるよ〜」
「桃李くん！？」
「えへへ♪会長がA達を探してって僕に頼んだからね、探しにきたの〜。」
桃李くんはそれだけ言うと私の腕を引っ張った
「それじゃあレッツゴ〜♪」
桃李くんの様子がおかしい
元気がないとかじゃない
いつもの桃李くんと何かが違うのだ
そう
何か
「と、桃李くん……何かあったの？」
「A」
「な、なに…？」
「僕、これから良いことがあるんだ〜♪」
「いい、こと…？」
「うん♪と〜っても良いこと♪けど………成功すればだけどね」
「…？」
『成功すれば』
この意味が何を表すのか
まだ、私は知らなかった
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kuru(プロフ) - 吹雪 白さん» ありがとうございます！次のお話で番外編は終わりになると思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 16時) (
レス) id: 8114fc1bd5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 白(プロフ) - この小説好きです！ 夢主ちゃん頑張って！！元彼...信じてるよ (2018年12月1日 16時) (レス) id: abbecc26ba (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
羅衣奈 - kuruさん» 了解しました！名前のことは、気にしなくても大丈夫ですよ！ (2018年10月20日 12時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - 羅衣奈さん» すみません！間違えました。ショト猫さんですね！ (2018年10月20日 11時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kuru | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/member.php?id=28500020
作成日時：2018年9月15日 22時
