依存しないもの プロローグ29 ページ27
…私にまだ依存していないもののお話をしよう
「おう、Aの嬢ちゃん。」
「…！鬼龍先輩…」
「待ったか？」
「いいえ！全然待ってません。」
この人、鬼龍先輩は…まだ私に依存していない
私は気づいてないけど。
この日は鬼龍先輩に衣装作りを私に教えてくれると言う事だった。
私は、衣装作り…一応できるが、指導者もなしに
やってしまっているから…
基本的な事が身についていない。
「じゃあ…やるか。」
「はい…！」
私は鬼龍先輩にちょくちょく教えてもらいながら裁縫を始めた。
鬼龍先輩も無論、私がAちゃんに仕事を押し付けられていることを知っている。
そこに…
また2人、私に依存していない者がやってきた。
「鬼龍殿！！」
「ああ…神崎じゃねえか。それに旦那も。」
「A殿もいたんだな！これは失礼。」
「ううん。いいの。ふたりともどうしたんですか？」
「………実は、花野に今日レッスンしてもらう予定だったのだが…急遽向こうの都合が悪くなってな。だから…Aにレッスンをしてもらいたいのだが…頼めるか？」
花野さんの都合が悪い…？
おかしい。
「私…さっき花野さんに放課後呼び出しをもらいまして…」
「いや…それは…おかしい。俺達もついさっき、言われたんだ。だから…本来、今日で花野にレッスンを頼むのは最後にしようと思ってたんだが…」
「…花野殿は…もしかして…A殿にまた、何かする為に…レッスンを休んでまで…」
「その可能性、ありえるな。」
「…度し難い。俺から花野に言っておこう。今日レッスンが無理なのに何故Aには会うんだと。」
「でも………」
「気にするな。貴様が気にすることでない、もっと俺達を頼ってくれ。で、放課後何だが…頼めるか？」
紅月のレッスン…
久しぶりだ。
最近はTricksterとかfineを、よくやっていたから…
「はい！喜んでやらせていただきます。」
「ありがとう。あと…この間の企画のことで、1つ聞きたいことがあるんだが…」
そう…
この人達だけは
まだ私に依存しないでいてくれている。
朔間先輩のいう…
そうでないものは
紅月の事だ。
朔間先輩にとっては…
好都合らしいが。
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kuru(プロフ) - 吹雪 白さん» ありがとうございます！次のお話で番外編は終わりになると思います！これからもよろしくお願いします！ (2018年12月1日 16時) (
レス) id: 8114fc1bd5 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 白(プロフ) - この小説好きです！ 夢主ちゃん頑張って！！元彼...信じてるよ (2018年12月1日 16時) (レス) id: abbecc26ba (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - ありがとうございます！ (2018年10月20日 13時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
羅衣奈 - kuruさん» 了解しました！名前のことは、気にしなくても大丈夫ですよ！ (2018年10月20日 12時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - 羅衣奈さん» すみません！間違えました。ショト猫さんですね！ (2018年10月20日 11時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kuru | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/member.php?id=28500020
作成日時：2018年9月15日 22時
