狂っていく６ ページ8
一通り踊ったところで、小休憩する事になった。
すぐさま、Knightsの人達は私の所にやってきた。
「Aちゃん、すごいわ！一つ一つ丁寧に教えてくれて助かったわ！」
「…い、いえ…」
丁寧というよりでしゃばってしまったような…
「ほんと、助かったよ。このままAが専属になってもいいくら「せ、瀬名先輩！水どうぞ！」あ…ありがと花野。」
「A先輩、少し教えてほしいんですが…」
司くんは皆と比べると少し踊りや歌が見に付いてないことがわかった。
一年生だし、そこは練習すれば、だんだん定着するだろう。
でも…私が教えていいのだろうか
「…A先輩？」
「っは、はい…！えっと…そこは…」
司くんはなるほど、と言いながらしっかり聞いてくれる。
私は音楽を花野さんに流してもらうように伝えた。
「ここで…左ステップ………クロス……からのターン………！できました！A先輩…！司はやりましたよ！！」
司くんが急に抱きついてきた。
抱きつかれるなんて久しぶりで、体が強張った。
「………ぇ……えと………よ、良かった…です…」
「むぅ………す〜ちゃん、Aを抱きしめていいのは俺だけなの。」
凛月くんは私の腕を掴み引き寄せる。
ドクン
また…あの時と同じだ。
元彼と彼らを重ねてしまう。
嫌でも、記憶が蘇ってくる。
彼は、今…何処で、何をしているのだろう…
彼のことだ…いつかはまたやってくる。
その時まで………私は…平和でいたい。
元彼にまた捕まらないように…
頑張らないと
でも…何故、心臓がドクンとなったのだ
寒気がさっきから止まらず、息も苦しくなる。
「…ぁ、あ………」
「A………？どうしたの…？」
凛月くんは私の様子がおかしい事に気がついたようだ。
「………い、や………………………や………」
「？A…どうかしたのか？」
月永先輩が心配そうに私の瞳を覗き込んだ。
元彼もそうだった。
私に目を合わせ、こういうのだ
『…A……"アイシテル"』
月永先輩達がどうしても元彼と重なってしまう。
違うでしょ？
関係ない人でしょ？
頭では分かっても体はわかっていない
「っあんず？」
「…いやぁぁああ！！！！！！！」
「！？！？」
私の近くにいた人を手で押し返し、私は後ろに下がる。
「や、だ………来ない、で………私に…
っ触れ、ないで……！！！！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kuru(プロフ) - ☆アスカ☆さん» すみません、文字を打ち間違えました（汗） (2019年11月3日 8時) (
レス) id: 6a0887e874 (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - ☆アスカ☆さん» 返信遅くなって下さいすみません！リクエスト了解しました！もうちょっとでハロウィンのお話が出来上がるので、リクエストお待ちください！ (2019年11月3日 8時) (レス) id: 6a0887e874 (このIDを非表示/違反報告)
☆アスカ☆(プロフ) - 番外編のリクエストで、レオ君をお願いしますm(._.)m (2019年11月1日 8時) (レス) id: bf7dd3bfe3 (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - ☆アスカ☆さん» アスカさん、すみません！！！直しておきます（汗）ご指摘ありがとうございますm(_ _)m更新頑張りますので、これからもどうぞ、よろしくお願いします！ (2019年10月25日 20時) (レス) id: 6a0887e874 (このIDを非表示/違反報告)
☆アスカ☆(プロフ) - おはようございます。名前変換が出来ず「あんず」のままです。これからも更新頑張って下さい！ (2019年10月25日 7時) (レス) id: bf7dd3bfe3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kuru | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/member.php?id=28500020
作成日時：2019年10月12日 16時
