【銀魂】美女に命を狙われる【坂田銀時】

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—— Gintoki side ——






ふわふわと漂う意識と

丁度いい暖かさ。








腹のあたりに、心地の良い重さを感じる。


な、なんだ、これ…



俺は夢でも見ているのか…?








(ふふふ……)







あろうことか、

Aが俺に股がって、優しく微笑んでいるではないか。



あ、これ夢だわ。完全に夢だわ。

てかなんだこの夢、なんでAちゃん?
なんで俺の上にいるの?

なんかドキドキするんだけど…


というか俺に股がっているせいで

着物がはだけて、その美しい太股が見えちゃってますよ!!

なにこれ、日頃の俺に対する冷たい対応のお詫びですか!
ご褒美ですか!なんなんですかァ!






なんか重さとか太股の柔かさとか
妙にリアルな気がする…




｢…んん……ぅえ…?｣




『あら、もう目が覚めちゃったの？
　
　意識がない内にやっておこうと思ってたんだけど…』








え、え、やるってなに?何をやるの?





こんな体制のせいか、いかがわしい事しか頭に浮かばない。




『おはよう。起きたばかりで悪いんだけれど
　貴方はもう寝る時間よ。
　だから……おやすみなさい。』





目を細めて、ふにゃっと笑うAに
思わず釘付けになる。





おやすみなさいってなんだ?
起きたばかりって、え、これ夢じゃないの?








俺の脳みそは正常に働いてくれず、
五感はまだ夢の中。



そんな中、おれの第六感が叫ぶ。




——————やばい。



———————なにかくる。








｢————おわッ！！｣







気付いたら





俺の顔の横にノコギリがあった。



勢いよく降り下ろされたノコギリによって

愛用の枕はボロボロになっている。






あ、おはようございます。ノコギリさん。



さようなら、俺の枕。







————

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