【銀魂】美女に命を狙われる【坂田銀時】

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『やっぱりお箸が一番やりやすかったなぁ』



｢え、あ、箸はマジでやめて。軽くトラウマなんだわ。
　メシ食う度にどっから箸が飛んで来るか気が気じゃないんだわ｣



『そう？じゃあもっとお箸準備しとくね』



｢ねぇ話聞いてた！？やめろって言ってんの！！トラウマなの！！
　どぅーゆーあんだすたん！？って危なあああ！！｣





笑顔で話すこいつに必死で抗議すれば

こいつはまたフライパンを振りかぶって
俺を殴りつけてきた。




『なんで避けるの？』



｢いやむしろなんで殴ってくんの！？｣



『なんか必死に喋ってたから、うるさいなぁって思って。』



｢それつまり喋るなってことだよね｣



『まあ、あわよくば死んでくれないかなぁと』



｢喋るな、ついでに死ねって事だよね。
　なんでついで感覚で殺されなくちゃなんないんだよ｣



『じゃあ死んで』



｢ストレートに言えばいいってもんじゃないからね！？｣







せっかくのお昼寝タイムが…


寝てる所を狙うとかホント容赦ないなコイツ。

そう考えるとコイツによって永眠させられる日も
そう遠くはないんじゃないかと思えてくる。






｢って、Aちゃん？何してんの｣






フライパン片手に台所へと向かうA。

包丁とか持ってくるのかと思って見てみれば
ガスコンロの上にフライパンを置いていた。





｢もしかして何か作ってくれるの？悪いけど冷蔵庫のなか空なんだけど｣


『そんなわけないでしょ。フライパン熱してるの』



何がしたいのかと思っていたら
ぱちっと目が合った。





『熱々のフライパンで殴れば、熱さと痛さで
　もがき苦しむ姿が見れると思って』


もう少し待ってって？と黒く笑うA。





｢なに綺麗な顔してとんでもない事言ってんの！？もうお前も帰れ！！｣



『えー、じゃあはい。』


｢え｣





はい、と渡されたのはフライパン。

持ち手の部分じゃなくて熱々の鉄の部分。



｢あっつぁぁあああッ！！｣



『お大事に〜』



｢ちょ、おい！ふっざけんなよ！！待ちやがれクソアマ！！｣





箸につづき、フライパンにも恐怖を覚えるようになりました。








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