蟲柱の妹は･･･【鬼滅の刃】

鬼｡ ページ11

リンネside

お姉さんに会ってからしばらく経って、また外に出掛けられるようになった｡


『今日は、どこに行こうかな･･･』


行く宛てもなく歩き回っていると、小さな花畑があってそこを何びきか蝶が飛んでいた｡


『･･･きれー』


しばらく私がそこで癒されていると、後ろの方から気配を感じた｡


『･･･3人･･･と、鬼の気配？』


？「あの･･･」


『なあに？』


？「鬼、ですか？」


？「ｲﾔｱｱｱｱｱ!!!こんな可愛い子が鬼なの！？」


五月蝿い･･･


？「待て善逸！この人は俺たちを見ても襲いかかってこないぞ！もしかしたら禰豆子と同じなのかもしれない！」


善逸？「あ、確かに･･･」


？「うっせえ！鬼なら斬る！」


猪さんが私の首を斬ろうとする｡

私がそれをヒョイと避けると、赤い人が驚いたような顔をした｡


？「君、名前はなんて言うんだ？俺は竈門炭治郎だ！」


『リンネ｡』


炭治郎「そうか！リンネは鬼だよな？」


そうだよ、と言って鬼の姿になる｡


炭治郎「上弦の零･･･！？ｯリンネは人を食べたことがあるのか？」


『ないよ｡』


炭治郎(嘘をついている匂いはしない･･･本当だ･･･)


炭治郎「リンネ、明日またここに来てくれないか？」


『それは多分、無理｡』


炭治郎「どうしてだ？」


『無惨から許可を貰わないと行けないから｡』


炭治郎(ｯ鬼舞辻無惨！やっぱりこの子からアイツの匂いがしたのは気の所為ではなかったのか！)


炭治郎「じゃあ、許可をとったらここに来てくれないか？」


『それなら･･･』


炭治郎「分かった｡じゃあ、またな｡」


『うん｡ばいばい｡･･･鳴女ちゃん、お願い』


また昨日と同じように周りの景色が変わる｡


『無惨に許可もらわなきゃな･･･』

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