10 ページ11
すると私は1人の女と
少年を見つけた。
少年は女を庇うように
頭にタオルを押しつけて
出血を止めようとしているようだ。
影法師は
何も言わずに近づくと
それが自分自身だと気づいた。
「お姉ちゃん、しっかりしてよ」
少年は女の血を止めるのに必死で
こちらには気づいていないようだ。
影法師はそのタオルを奪って
彼女の血を止める手伝いをした。
「……え!?」
少年は驚いていた。
同じ人が2人いるからだ。
「お姉ちゃんが2人……!?」
影法師はその言葉を無視して
女の方をずっと見ていた。
すると女は目が覚めたようで
こちらを黒い目で見てきた。
「あなたは……だれ?」
「ワタシハ……Aデス」
女は目を丸くした。
そしてフラフラしながらも
立ち上がる。
「いいえ、私が本城Aだ。
あなたはどうして私とそっくりなの?
消えて、気持ち悪いから」
女はそう叫んでいたのを聞いた
影法師はその言葉で心を傷つけられた。
けれども
影法師はその言葉に言い返す。
「ドウ……シテ、キモチワルイノ?
オナジヒトガ……イルカラ?」
「ええ、そうよ」
影法師はあきらめきれずに
女を担ぎ上げ
どこかに走っていった。
1人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメ書きました! (2017年12月12日 19時) (レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - 日本ニダさん» 読んでくださりありがとうございます。この作品の真相を知ると、納得すると思いますがあえて書かなかったんですよね! コメントしてくださり感謝してます。 (2017年10月10日 14時) (レス) id: ac66c54604 (このIDを非表示/違反報告)
日本ニダ(プロフ) - 謎がまだ多いんですが、その不思議な感じが好きです! (2017年10月9日 20時) (レス) id: e0b4a419fa (このIDを非表示/違反報告)
うららk - 完結しました。みなさん、読んでくださりありがとうございました! とてもうれしいです。順位もありがとうございました。 (2017年8月17日 12時) (レス) id: 22af359bd0 (このIDを非表示/違反報告)
うららk - 梨乃さん» ありがとうございます。こんな駄作を読んでくださる方がいるとは……。更新頑張ります。 (2017年8月16日 9時) (レス) id: 22af359bd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ