可愛い？知ってるけど【HQ】

東京 ページ24

『ｯあ、着きましたね…』


東京に着いた。


「青葉城西の方ですか？」



『あっはい！えっと…音、駒の方ですか？』


赤いジャージに大きく音駒と書いてある


「そうです、音駒の主将の黒尾といいます」



にこ、と笑っているのに何だかおかしい…この人怖い。


まあ、その作ったような笑顔は私も得意だ



『青葉城西マネージャーの美津島です、よろしくお願いします』

そして作り物の笑顔を貼り付けた


「…お宅のマネージャーすごく可愛いですねえ？」


見抜いた


『お世辞言っても何も出ませんよ？』



「ヘイヘイヘーイ！黒尾おっせぇよ〜！

って誰これ！」


初対面でまさかの『誰これ！』


まあ、初対面じゃない限り誰これなんて言わないけども…


『あ、青葉城西マネージャーの美津島です…』


「美津島！…下の名前」


『あゆかです』



「あゆか！よろしくな！俺は木兎光太郎だ！梟谷の主将な！」


…


…

『主将！？』



「…あゆかも俺が主将らしくねえって言うか…？」



な ん か 可 愛 い ぞ



『う、い、言いませんよ！木兎さんほど主将に適任な人はいません』



「だよなあ！あ！木兎さんじゃだめだ！光太郎さんって呼べよ！」



見てて楽しい人だな



『…はい！わかりました！光太郎さん！』


偽りのない笑顔を見せた

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