勿忘草-ﾜｽﾚﾅｸﾞｻ-７

113,厄災※ ページ49

※流血表現が含みます。



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地球から何光年も先の遠い星が、ある人物によって占拠された。


国を納めてたであろう老いた男が、腹を押さえ悶え苦しんでいる。


その男を見下ろすように、男が先ほどまで座っていた高価な椅子に鎮座する。



青い人「はぁ弱い、弱すぎる
それで王を名乗るのか？」

男「うぅ、」

青い人「して、ここにコイツは来たか？」


青い人は手元に持っていた機器を男の近くへと投げた。

男は機器の画面を視線にやると、そこに写っていたのは背に純白の翼をもつ青い髪の三つ目の女性。



男「み、みたこともない、女だっ」

青い人「そんなはずはない、
確かにコイツはここを通ったはずだ。」

男「や、やめてくれ！わしは知らぬ！
こんな三つ目の女なんぞ…みたこともないッ！！」


青い人のもつ槍を向けられ、恐怖のあまり男は叫んだ。
腹から血が止まらず焦りを見せながら男は青い人を懇願する。



青い人「ここもか…」

男「そ、それよりも、わしを助けッ？！」



青い人「じゃあﾀﾋね」


大理石に伏せた男には槍が貫通していた。
青い人が冷たく言い放つと男はそれ以上、言葉を発することは無かった。


首もとの赤い宝玉が怪しく光る。

青い人は窓の外に視線を向ける、煙を上げて滑落した国をみて嗤っていた。




__行方知らずの王様は何処へ行った？


厄災がすぐそこまでやって来ているよ。




さぁ、テトル_

今度はどうなるかな？__



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