三十九巻目・神楽side ページ39
Aがさらわれてからもう一週間とちょっと経つアル。
未だに情報もつかめていないし、サドからの連絡もないアル。
神楽「ねぇ銀ちゃん…、Aは見つかるアルか?私心配ヨ。
そよちゃん以来の酢昆布友達ネ。失くしたくないアル。」
銀さん「あー、それだがな。この前パチンコでちぃと勝ったからスイーツ食いに行ったらさ、
Aに似た子がいたようないなかったような気がしてな。」
新八「いやどっちですか銀さん…。」
神楽「本当アルか!?どこ!?どこのお店アルか!?」
銀さん「だがな、お前の兄貴もいた……
ようないなかったような…。」
新八「……それって…」
神楽「神威………?」
クソ兄貴とAが一緒に?
でも私に似た男がAをさらったって情報…一致するかも。
銀さん「確実って訳じゃねぇからな…。」
神楽「でも無いよりマシ!!どこのスイーツショップアルか!?」
銀さん「スイーツショップ……、いつもの喫茶店だな。」
神楽「銀ちゃんありがとアル!神楽様に感謝されてるんだから感謝するヨロシ!!」
新八「教えて貰っといて自分に感謝しろってどーゆうことだよ!!」
ーーー喫茶店にて
店主「……申し訳ございません。」
神楽「本当に分からないアルか?」
店主「お客様全員を覚えている訳ではないですし…。」
神楽「ああ”ん!?人探しに来る奴もいるダロ!?客の顔も覚えれねーのかヨ!?
ぶん殴っぞゴラァア!!!」
店主「ひぃぃいい!!」
沖田「おい何暴れてんだクソチャイナ。」
いきなりのサド…最悪アル。
神楽「ぁあ”?うっせーナ!
こちとらテメェら税金泥棒と違ってちゃんとA探ししてるアル!」
全然捜査もしてないクセに。
沖田「ふっ、まともな情報もつかめちゃ
いねーんだろぃ?」
連絡も寄越さないクセに。
神楽「んなっ!」
沖田「あん時ベソかいてたくせに強がりか?」
神楽「別に…そんなんじゃ。」
Aの事を考えると涙が溢れて来る。
沖田「……悪りぃ、言い過ぎた。」
神楽「もう…いいアル。私一人で探して…兄貴だって倒してやるもん!」
私は走って喫茶店を出た。
沖田「おいチャイナ!待てっ、悪かったって!
……たった今、地球に宇宙海賊春雨が滞在してるって情報が入ったんでさぁ……!」
神楽「えっ」
沖田「……もしかしたら、いいや、もしかしなくても、テメェの兄貴かもしれねぇ。」
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作者名:柿ぷぃ | 作成日時:2018年2月4日 18時