検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:28,106 hit

三十八巻目 ページ38

神威さんも私もお風呂に入り

もう寝る前。


神威「……」


A「あの…。」


あれからずっと神威さんはムスッとしている。

そして私はどう接していいのか分からずにずっと戸惑っているのだった。


神威「……。」


A「布団敷きましたから、入りましょう?
寒いし、今日は寝ましょうよ。」


神威「…………。」


神威さんは黙りつつも布団の中に入った。

でも私に背を向けていた。私は神威さんの背中を見ながら話す。


A「神威さん。」


神威「……。」


A「…………。」


あー、なんか面倒になってきたな。


A「ねぇ神威さんってば。…………もう、

逃げませんから……。」


とうとう私は逃げない発言をしてしまった。

ちょっと何言ってんだ自分おい!!


すると


神威「…本当?」


神威さんが聞いてきた。


A「…本当ですよ。」


母性本能って言うのかな。

すごい神威さん可愛いな…。


神威「…離さないヨ。」


神威さんはそう言うと私の方を向いて

ハグをしてきた。

これはそういうんじゃない、もう布団の中だし、寒いから……と心の中で言い訳をして神威さんの胸にうずくまる。


A「あったかいな。」


神威「ははっ、デショ?」


やっぱり宇宙よりも地球の方がいいけどおかげで空っぽだった胸が満たされた気がする。

三十九巻目・神楽side→←三十六巻目・沖田side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 御庭番衆 , 服部全蔵   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:柿ぷぃ | 作成日時:2018年2月4日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。