二十九巻目 ページ30
A「え?か、神威さん。こんな戦艦に、ど〜して私は乗るんです?」
神威「もう晋助の所に行かなきゃダメだから。君も一緒に…ネ?」
A「ぇええ…」
阿伏兎「団長それは流石にひでぇんじゃ
ねーか?」
神威「いいじゃん。」
本当に、屯所に帰らないと。
今日は客間も取れたから心臓の心配は無い。
A「あの…私、花魁じゃないし、本当に屯所に帰らないといけないし。」
あ、でも屯所に住んでる訳ではないのか…。
神威「屯所?もしかして真選組?」
神威さんは少し身構える。
A「泊めてもらってるんです。」
神威「なら真選組じゃなくて春雨でもいいでショ?ダメ?」
ぐっ…………。
阿伏兎「………………ε-(´〜`; )」
A「私、もしも行ったら
いつまで春雨にいる事になるんですか?」
神威「う〜ん。俺が君に興味がなくなるまでカナ。」
A「はぃっ?」
その発言に私は阿伏兎さんの方を見る。
阿伏兎『もう団長は止められねぇよ。』
A『でも私、屯所に戻らなきゃ…』
阿伏兎『戻りてぇなら隙はつくってやる。
ただ…そこからは命をかけろ。』
A『ぇええ!』
それだけで命がけ………。助けも来ないし………。
もし私がヒロインなら、こんな時誰かが助けに来て……全蔵さん……。
って私!?逃げてきたくせに何を…。ていうか別に好きでもないじゃない。
A「分かりました。
………………………………行きます。」
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作者名:柿ぷぃ | 作成日時:2018年2月4日 18時