二十二巻目 ページ23
ーーー沖田さんの部屋にて
沖田「コイツ奪ったはいいものの…どうやって寝っかな。
布団は一枚しかねぇし寒ぃし。まぁ、同じでいいか。」
沖田さんは動けない私を自分の布団に
寝かせる。そしてその隣に入ってくる。
し、心臓ヤベェエ!!!
しばらくして沖田さんが寝息を立て始めた。
沖田「姉上…。」
と寝言を言っている。
お姉さんがいるのか……でも何処か寂しそうな声だな。
すると沖田さんは寝ながら私に抱きつく。
!!!!????
身動きが取れないため、何となく私も沖田さんに抱きついてみる。…あ、動けた!!!
一人で感動しながら沖田さんを抱きしめる。
互いが起きていたら流石にできないけど、全蔵さんと別れてから誰かの胸の中で温まりたかった。
だから神楽ちゃんがハグをしてくれた時は嬉しかった。
ん?ああ、睡魔さん。こんにちは。
そしてだんだん眠気が増す。
そして眠る寸前に
A「総ちゃん…。」
私の口が勝手にそう言った。誰……?総ちゃんって。
なのにその言葉に違和感はなかった。
まるで、忘れていたものを思い出したかのように。
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作者名:柿ぷぃ | 作成日時:2018年2月4日 18時