坂口安吾 クチナシ ページ3
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安吾さんと付き合って数ヶ月。私は異能特務課の人間で、もちろん安吾さんもそう。
つまりは毎日が忙しく、恋人らしいことなど一つも出来ていないという事で。
『うーあー……仕事終わらない……』
「すみません、先輩!これにサインお願いします!」
『あ、はい。……はい、サインしたよ』
仕事がどんどん回ってくるし、こっちも元々の自分の仕事を終わらせなくちゃいけない。
……安吾さんに会いたい。あの日告白されてから、接吻もないし手を繋ぐこともしてない。何で終わらないの!!?!?
と、そこでフラっと視界が遠のいた。
次に目が覚めると、白い天井が見えた。
『………………?』
此処は…仮眠室だろうか。待って、今何時?バッと勢いよく起き上がり時計を確認。私が最後に時計を見た時から二時間も経過している。
『やばっ……!!』
「おや、花恋さん起きましたか。ちゃんと休まないとダメじゃないですか」
『ぅえあ!?あ、安吾さん』
寝台から降りようとした直後、仮眠室の扉が開き、安吾さんが入ってきた。
「全く……倒れるまで仕事をするなんて」
『何徹もしてる安吾さんには言われたくないですっ!』
「僕はまだ倒れてないからいいんですよ」
無駄口を叩き乍、安吾さんと話せたことに嬉しさを感じる。暫くあーだこーだと話していたけど、直ぐに置いて来た仕事の事を思い出し、慌てて立ち上がった。
『し、仕事っ!まだ終わってな「あ、君の仕事は僕が終わらせておきましたよ」……え』
『あ、えと、…え?』
「あと僕の仕事も終わらせて来ました」
安吾さんの口から次々と出てくる言葉に理解が追いつかず、頭に?を浮かべる。
『えと、安吾さん?』
「なので、今から一緒に出掛けませんか?」
『!…っもちろんです!!』
私達の去った仮眠室には、二輪のクチナシが寄り添うように佇んでいた。
クチナシ・・・とても幸せです
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ザ・クラッシャーさんリクエスト有難う御座いました!またリクエストあれば、コメント欄よりお願いしますね!
8/17少々書き直しました。
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ミサキ@(プロフ) - 黒バイさん» ありがとうございます……!そのお言葉だけでもう気が楽になります(*^^*)毎度コメントありがとうございます!嬉しいです! (2019年1月19日 15時) (レス) id: 38411daa0b (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - 有難うございました。自分のペースで大丈夫ですよ。 (2019年1月19日 13時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - ミサキ@さん» お疲れ様です。自分も1月にテストなのでテスト勉強中です。ゆっくりで大丈夫ですよ。 (2018年12月9日 17時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ@(プロフ) - 黒バイさん» 終わりましたよ!!……まあ、まだテスト返却っていう地獄が残ってるんですが(真顔)更新遅くて申し訳ないです!あと2つ、もう少しお待ちください! (2018年12月9日 17時) (レス) id: 38411daa0b (このIDを非表示/違反報告)
黒バイ(プロフ) - 有難う御座います。テスト終わりましたか?まだ終わっていないのならテスト勉強頑張ってください。 (2018年12月9日 17時) (レス) id: bfca25752a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサキ@ | 作成日時:2018年8月16日 2時