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「え、動かしたら駄目なんですか…?」
森「駄目だよ、勘弁してくれないかな??左肩を撃たれて貫通して動かせると思うのかい、Aちゃん!」
先日撃たれた左肩は弾は貫通のため手術のいるほど重症には至らなかった。
しかし全治1ヶ月又はそれ以上の期間の療養が必要だと言う。
「あーあ最悪。中也と任務行きたかったのにさー…」
森「Aちゃん、お願いだから今回は絶対療養しててくれ給えよ…」
エリス「中也との任務なんて行けるわよ!何時でも!」
「しかし、エリス嬢、私がじっとして居られるとお思いですか?」
エリス「無理ね!」
エリス嬢も私の説得に回るが、私にとって療養期間ほどしんどいものは無い。
中也はいまどうしているのだろうと考えていると自分を呼ぶエリス嬢の声が聞こえた。
エリス「ねえA!お出かけしましょうよ!私Aと出かけたいわ!」
「はあ、そんなことですか。いいですよ。」
森「エリスちゃあん、私とはお出かけしてくれないのかい?」
エリス「リンタロウは気持ち悪いから嫌よ!」
森「エリスちゃああん…」
半泣きの首領とは見たくないものである。心底気持ちが悪い、とAは顔を顰めた。
「しかし、首領。護衛は誰を…?」
森「黒蜥蜴と中原君を連れていっていいよ…任務なかったはずだから…」
未だに傷心中なのか、バカバカしい。
「傷心の仕方が気持ち悪いですね、首領」
森「Aちゃん、やめてくれないかな?!」
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作者名:テオ | 作成日時:2017年9月6日 20時