9 中也side ページ10
そこにはやられてるAがいると思っていた。
しかし、Aは平然とした顔で太宰の拷問を受けていた。
太宰「ねぇ、私の拷問、30分も持った人はいないのだけれど…?」
「私が優秀ってことですか?光栄です。まだ続けますか太宰さん。」
太宰「ほんっとに君は可愛げの無い女の子だね。真っ直ぐさは中也に似ているし頭脳明晰なところは私にそっくりだよ。そんなにも私が腹立つってことはそういう事だよね。」
平然とした顔。それしか見せないのかと思いきや、彼女は笑うのだ。
「久々に褒められましたよ。太宰さん、人間は素敵です。素敵だからこそは人は感情があるのです。出さなくてどうするのですか。」
太宰「…私は君が苦手だよ。」
「奇遇ですね、私もです。死にたがりの太宰さん」
瞬間、太宰がこっちを見た。
太宰「首領、これ以上は無理です。彼女は強いからこの辺でいいでしょう。」
モニターを見てた俺は唖然とした。
中原「太宰が、お手上げ…」
森「彼女は強くなるねぇ中原くん。」
本当、中級は勿体ないよ。と呟く森に
中原「奴は、もう少し体術を見につければ、上級どころか幹部に踊り出れるでしょう。」
中原はそう述べて
首領室を後にした。
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作者名:テオ | 作成日時:2017年7月13日 15時