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中井A
異能力 「虚無への供物」
黒い空間(虚無を表す)に誘い、
その空間で
右手を首筋に触れさせ
引っ張るような仕草をすれば
体内の血もしくは異能力を(供物を表す)を無くせる。
汎用系と戦闘系を兼ね揃える
森「彼女は中級構成員にしては惜しいねぇ。中原くん。」
中原「異能の内容からそう思われるのですか。しかし、まだなにもマフィアを知らない上に殺しをさせないということになりますと中級構成員のほうが良いかと思いますが。」
森「どうにかいいポジションは無いものかねぇ。あ、あと中原くん。」
わざわざ名前を呼び直した森に中原は目を向けた。
森「Aくんは、太宰くんと相性最悪だと思うよ。私が思うに、だけれども。」
中原「それは俺も同じ事ですが。」
森「極めて君にそっくりだと言いたいんだよ。だがひとつだけ君と違うところがある」
森はそこが煩わしいと言いたげな顔をした。
森「頭脳的には私と太宰君よりだね。しかし彼女は考え方が哲学的だ。どう行動にでるかわからない。」
中原「頭脳明晰…って言うわけにもいかないということですか。奴は捻くれ者ですか?」
中原は顔を顰めた。森の言っている意味があまり理解できないのだ。
森「まあ、きっとそのうちわかるさ。君の元に置くからには君に忠実に育て上げるんだよ?」
中原「わかりました。」
そろそろ30分はたつ。もう太宰にしこたまやられただろうか。
中原「首領、Aを迎えに行ってまいります。」
森「ああ…」
そう言われた森はモニターを一瞥…しようとした。しかしそこには思わぬ風景が広がっていたのだ。
森「嗚呼…きっと太宰くんは相当Aくんと合わないだろうねぇ」
中原「…?首領?」
森「見給え。」
そう言って中原をモニターの側まで呼んだ。
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作者名:テオ | 作成日時:2017年7月13日 15時