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中原「糞ッ…太宰ッ。早く止めろって…え、、A…?」
「あ、待って中也そのまま。____ファーストなら、本当にごめん」
中原「何のはなし_____っ!?」
Aは中原に接吻を施した。施したという言い方は間違えているかもしれないが、この言い方が最もしっくり来るのだ。
意識を取り戻した中原に異能を戻すためであった。異能を戻す方法は接吻しか無いのだが。
「…よし。戻ったでしょ、暫くじっとしてて太宰幹部助けてくるから」
心做しか、横顔が赤い。
中原「手前ッ、女の癖に…ファースト大事にしろよアホ野郎!」
「五月蝿いなじっとしててって言ったでしょ?」
そう言い放った彼女は太宰をいとも簡単に救い出し、敵の首領の異能を抜こうとした。
横光「君みたいな無効化人間がいるとは知らなかったよ…情報不足だな」
「そうですね、私、最近入りましたからね。もし貴方が知っていたらポートマフィア内通者がいると見て全ての人を拷問にかける必要が出てきて太宰幹部が寝れなくなりますから。」
大人しく異能抜かれてください、と言ったAはいとも簡単に異能を抜きだし、ついでに血も抜いとく?と言って貧血状態にした横光を黒服に捕えさせた。
太宰「やるねぇ、Aちゃん」
「で?そろそろ終わりました?太宰幹部。見定めの演技は」
太宰「バレていたのかい?」
「当たり前ですよ。それだけ頭が切れるのにこの事態を予測できなかった訳が無い」
さらっと言ってのける彼女はポートマフィアにこれから必要不可欠な存在に成ってくる。否、この瞬間から成ったのだ。
______
太宰「君の中也への接吻は予測外だよ?」
中原「なっ!太宰ィ!」
「太宰幹部嫌いです」
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作者名:テオ | 作成日時:2017年7月13日 15時