15 中也side ページ16
次の日。
中原「A!起きろ!!!」
「まだ朝じゃない中也!!!」
俺は今日から俺の部下になるAを初任務に連れて行くために支度をさせようとしている。
中原「馬鹿野郎!9時は朝だ!」
「違う!何をもって朝とするかは私が決めるの!」
昨日は確かに疲れたはずだ。此奴は風呂から上がり次第直ぐに寝た。
だがこんなにもAが朝が弱いとは想定外だ。
中原「手前しっかり者のキャラだろ!キャラ守れ!←」
「五月蝿い!黙って中也!」
太宰「ねえ、五月蝿いのだけれど?!」
俺とAの言い合いに油を注ぐ野郎が口を挟んだ。
中原「手前、隣の部屋だろーが!」
太宰「解る!?隣だから君らの声響くんだよ!任務でしょ早く支度してくれないかな?!」
俺と青鯖野郎の喧嘩に更に口を挟んだ奴がいた。
「太宰幹部お早うございます。支度するので出ていって下さい。喧嘩ストップ!!」
太宰「もう、早く支度してよAちゃん」
そう言い、青鯖は出ていった。
中原「手前ェ…起きろって言ったら起きろ!面倒なンだよ!」
「解った!解ったから!…あれ、私の服とかってある?中也」
中原「…これでいいか。昨日部下に用意させた。之で良ければ買い足す。」
そう言い俺が奴に手渡したのは白と薄ピンクの2枚のカッターシャツに黒のベスト、黒のプリーツスカート、インナースパッツに白の靴下、黒のローファーだ。
「…そういう趣味なの?ていうか、黒服みたいにスーツじゃなくていいの?」
中原「趣味じゃねェ。当たり障り無い服だ。一応マフィアだからな。黒が基調だ。基本上級構成員から服が自由になり固定させている。変装されても少しの違いで見分ける為だ。手前が服が自由なのは首領の命令だ。いいか。」
「…ふぅん…。いいよ、これ、気に入った。ありがとう中也」
中原「嗚呼。着替えろ。後ろ向いとく」
そう言い、俺は奴に背中を向けた。
(ねえ、中也)
(なんだよ。)
(服のサイズどうやって測ったの…まさか…)
(違えよ!?手前が脱ぎ散らかした後の服からサイズ測ったんだよ!)
(最低…)
(おい。)
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作者名:テオ | 作成日時:2017年7月13日 15時