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中原はAを連れて、首領室へと足を進めていた。
「太宰幹部は、心を持っている?」
中原「一応な。」
「太宰幹部は人?」
中原「木偶だ。」
「太宰幹部は、」
急に声が止まった。同時に首領室にも着いた。
中原「何だ。A?」
「涙を、流さないの」
断定にも疑問にも聞こえる問いに中原は戸惑った。
何故、目の前の少女はこんなに綺麗で綺麗でないような感情を持ち、一時的に非情になり、一時的に情に篤いのか。
中原「手前は、どう思った」
だからこそ、中原はつい、こう返してしまった。
「…」
沈黙を無視し、中原は戸をノックした。
中原「首領、中原です。」
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作者名:テオ | 作成日時:2017年7月13日 15時