【逆ハー】ロマネを弁償してもらってないんで、奴等を避けようにも避けられない〜第二章〜【名探偵コナン】

ロマネ65本よりも焼酎派 ページ31

ジンIove様へ
コメント嬉し過ぎて禿げました★((
ジンさんいっぱい出しますね！！！((


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「てことで原さん、お願いできます？」

原「えっ、え、え…っ！？君は一体、いきなり何を言い出すんだい！？」



あの後私は必死に考えた。
常盤のビルはちゃんとした会社の下にあるビルだけど、それ以外から彼等に信じてもらえる程の情報を流すとなるとかなり大掛かりな作業が必要になる。

場所が常盤のコンピュータであると云うだけで、原さんのパソコンからは何も出なければ良いのではないか？
別の場所からも常盤のコンピュータにデータを送って、原さんの仕業に偽装させることがもしかしたら可能なのではないか？

はー頭使うわここに来てからほんと。


「いやー正直分からないと思うんですよ、トリップだの死ぬだの言われてもね。でも、信じて欲しいんです今は。とにかく時間がないので」

原「いや、まずどうして君のような子が組織を知っているのか…それに、」

「あのねぇ時間ないっつってんでしょ！？生きたかったら今はおとなしく私に従ってくれない！？ちょいちょいっと他の場所でデータいじってくれるだけでいいから！！！」

原「え、あ、えっと、」


いや分かってたけど困惑し過ぎ！！！！

「時間がないの！！このままだとあんたは土曜日の午後に死ぬ！殺されんの！！あーもう分かった。落ち着く時間をあげるから、ちょっとそのこんがらがった頭を整理してくれない！？」

原「あ、ああ…」


どかっと椅子に腰掛け、じっと原さんを睨みつける。
彼は此方をじっと見つめ、考え始めた。




原side


この子の言っていることはだいたい分かった。
要するに、組織を裏切った僕を助けてくれる、と云うことだろう。

高校生である筈なのに、中身は僕なんかよりもずっと歳上に見える。
でも、本当に助けられるのだろうか…
話ではスコッチを助けた、と言っていたけど…


(人1)「…っあ、いいこと思い付いた」

「…？」

(人1)「ちょっとね。助けてくれそうな人を思い出して」

「え、どう云う…？」

(人1)「ライ。彼は信用できる。組織は彼が裏切っていることを知っているから、疑いを向けやすい。ちょっと手伝ってくれるか頼んでみる」

「え、？？？」

(人1)「あのねぇあんたさっきからなよなよし過ぎ！シャキッとしなさい！！」

「っは、はい！！」

(人1)「助けてあげるけど、条件がある。貴方には、これを全てのんでもらう」

「…分かった」

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