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少女とヘッドフォン。 ページ15

No side




「善いカフェだね」




包帯男は云う。


露西亜帽の男は息を呑む。




「流石に驚いた顔だ。何故ここが判ったのか、そう訊きたいのだろう?」



包帯男の眼は、笑っていない。




「実際、極限下の一手だったよ。かの魔人を欺くには並の手では足りないと判っていた」




少女の耳につけたピアスが、


いや、正確には、


ピアスにつけた極小マイクが、


きらりと光った。




「これが、私の一手だ」





同時刻、


高い高いビルの一室で、


1人の少女が、


ヘッドフォンを付けて、


パソコンとにらめっこしている。




「ウイルス異能力者は捕らえられたそうです」



「うん、身体がとても軽いよ。あとで皆さんにお礼に行かなければ」




蜂蜜色の髪の女性が、扉へ向かう。




「失礼いたしました」



「いいえ、わざわざありがとう」




そんな会話を交わした少女は、


改めて、液晶画面に集中する。




[久しいな、鼠]




そのへッドフォンからは、


喫茶店での会話が聞こえる。


少女が、相棒に託したモノから、


受信しているのだ。




[…あぁ、素晴らしい。『神の目』ですね…!?]




少女は安堵する。


相棒が、無事、


自分の渡した情報を有効活用できた事に。




「イワンさんの電話番号の特定…なかなか難しかったねぇ」




異能力。→←予想通りで予想外。



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冷たい人 - めっちゃ面白いです!!更新待ってます! (2023年3月24日 0時) (レス) @page20 id: 26c600857a (このIDを非表示/違反報告)
銀砂売り子 - 招き猫(灰)さん» あ〜、どうなんでしょう…部分部分ではありますけど、コピペしてるのに変わりはないですし…これから控えますね (2022年10月12日 19時) (レス) id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(灰)(プロフ) - もう一度言いますが間違ってたらすみません。あと、いつも作品楽しく読ませていただいています! (2022年10月11日 18時) (レス) id: be6153d092 (このIDを非表示/違反報告)
招き猫(灰)(プロフ) - 間違ってたらすみません…このシリーズの毎回最後にある“スーサイドパレヱドのページ“ユリイカノン様のスーサイドパレヱドの歌詞のコピペになっていますが占ツクの著作権についてのルール的に大丈夫でしょうか? (2022年10月11日 18時) (レス) id: be6153d092 (このIDを非表示/違反報告)
銀砂売り子 - rinさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。更新停止の理由は「偽名名乗ったら名探偵に気に入られたってマジ?」の方に載せております。 (2022年10月5日 18時) (レス) id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀砂売り子 | 作成日時:2022年8月14日 14時

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