眼鏡の件について。 ページ23
Aside
武装探偵社医務室。
私と国木田さんの前には、ベッドで横になっている敦くんが居る。
国木田は手帳を見てて、私は自分の髪の毛をいじっている。
って言うか国木田さん、
本気で手帳に気づいてないの?
敦「ここは……」
あっ、敦くん起きた。
国木田「気づいたか、全くこの忙しい時に……」
敦「僕、マフィアに襲われてそれから……」
敦くんが上半身を起こす。
それから全部思い出したみたいで、
焦ったように口を開く。
敦「そうだ。谷崎さんにナオミさんは!?」
国木田「無事だ」
今回は谷崎くんはケガしなかったしね。
ナオミちゃんも治療間に合ったようで何より。
国木田「聞いたぞ小僧、娘。70億と90億の懸賞首だと?マフィアが血眼になるわけだ」
敦「そうです!どどどうしよう。マフィアが探偵社に押し寄せてくるかも」
国木田「動揺するな。動揺は達人をも殺す。師匠の教えだ」
国木田さんは至って冷静に手帳を繰るけれど、
その手帳は……
敦「あの、、、手帳さかさまですよ」
『ックク……』
その一言で国木田さんは黙る。
そして手帳を、静かに、
元の向きに戻した。
国木田「マフィア如きで取り乱すか!たとえ、今ここが襲撃されようと俺が倒す!」
お〜、それは頼もし〜な〜 ( 棒 )
国木田「あれをこうしてこうばしっと動きをいい感じに、ぐっどやって倒す!」
『……フフ……』
国木田「ふん、奴らは直ぐ来るぞ。お前が招き入れた事態だ。自分で出来る事を考えておけ」
さぁ、来る!
国木田「……ところで小僧。先程から探しているんだが、」
これで笑わなかったら凄いよ私!
国木田「俺の眼鏡を知らんか?」
『あっはははは!』
無理!
これで笑わないのは無理すぎる!!
、
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銀砂売り子 - 猫さん» えっ、ほんとだ間違ってる。ご指摘ありがとうございます! (2022年8月13日 14時) (レス) @page1 id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいてます。質問なんですが、元……の件について。のやつで、敦くんが70億なのは合ってるんですけど、主人公が90億って言われたあとに100億って書かれててどっちか分からなくなりました。 (2022年8月6日 14時) (レス) @page21 id: bbe9e35a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀砂売り子 | 作成日時:2022年7月1日 18時