二十五 ・ ページ27
ぱちぱちとなる暖炉_。
「…寒…風通しが良くて…寒い……」
「酷い目にあったね…蘭堂さん。」
太宰さんが手をひらひらと広げる
「酷い目に合った…何故私が…」
「襲われた理由は凡そ検討がつくよ…噂の拡張だ___森派の蘭堂さんが黒い爆発で殺 されたとなれば…人々は先代の怒りをより強く実感するだろう。」
「此処に来た時に彼がぶちのめしたGSSの兵士が黒い爆発偽装する為の手順証明を持ってきた。」
うわ…睫毛長〜…そう考えている最中メモで話を軽く話をまとめられた。
九年前に見たアニメは流石に会話まではまとめられない。
途中本を蘭堂さんが暖炉に投げ入れた。
荒覇吐の事_______。
蘭堂さん以外の部下は全員死 んだ__原因は黒い炎に呑み込まれ、
正体は_荒神だった___。
あれは擂鉢街の"ほぼ中心"での出来事___。
ポートマフィアが羊との抗争に行く途中_____。
そこで黒い爆発がポートマフィア達を襲ったと云う____。
いきなりの爆風__蘭堂さんは己の身を守る事しか出来なかった_
正に"地獄"
中心に居たのは人ですらなかった__。
ただ横浜の海は月明かりを称え、静かだった。
気付けば全員は沈黙を突き通していた。
『海……ね…』
「いや…とても興味深い話だったよ…全部分かった。お陰で事件解決だ。」
「あ"?」
町外れの廃墟_激突する中也と太宰さん
「犯人教えろよっ!」
「やだね!」
中也が素早く太宰に接近し、強烈な下段蹴りを放つ
地面を蹴って上空に回避する太宰さん。
落下の勢いを生かして手に持った金棒を振り下ろす
「ふん!」
中也、両手でガード
「くっ!」
太宰が着地した一瞬の硬化を受けて、素早い拳を雨の様に叩き込む中也
「本当は分かってねぇだろ!」
「いいや、分かってるよ。何処かの小学生とは違ってね!」
堪らず、下がる太宰さん
拳を繰り出し追い詰める中也
「おらおらおら!守ってばっかじゃ戦いには勝てねぇぞ!」
「はい、残念。」
金棒から出る破壊光線
「あー!ちょっと待て太宰!」
『あ…中也が負けた』
「約束したよね?負けた方が命令を犬の様に従順に聞くって…さて…何を命令しようかなぁ?」
「あーっ!割と自信あったのに〜!」
「君の敗因は異能が強すぎる事だ〜…強すぎるから、狡猾さも周到さも育たない…ゲームでも推理勝負も。」
「推理勝負ぅ?んなもん受けた覚えもねぇし!負けた覚えもねぇ!」
「なら…」
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時