【文スト】もしも君が居たのなら一章 (ページ26)

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二十四・ページ26

太宰さんが徐に落ちてあった拳銃を拾う_____。

｢終わりだ。_襲撃の理由を教えろ…荒覇吐について知っていることは？｣

｢やっぱ仲間の調査報告を待つしかねぇか_。｣

中也がそう呟き、太宰さんの方を向く__…

｢運が無かったね…苦しいかい？今から手当しても助からない…今から死ぬまで五分ほど…その五分は地獄の苦しみだ…僕なら耐えられないね。｣

敵の前まで銃を上に向け、話を続ける___

｢この銃で苦しみを終わらせて欲しいかい…？頼むなら喋れなくなる前にした方がいいよ。｣

｢_…してくれ…｣

太宰さんは立ち上がる___不味い…！彼を止めなければ…

｢分かった_。｣

銃を撃とうとした刹那__敵が微塵切りになっていた___。

血飛沫が舞い、男は悲鳴一つ上げず冷たくなっていった。

もしも彼の罪が一つでも無くなれば__彼はその分自由になる権利が残されるかもしれないから…

ただの肉片をを撃つ太宰の拳銃を…中也は蹴り飛ばした

私のその後私の胸ぐらを掴む__。

『…君の云いたい事は分かる__之は私のエゴだ…』

｢手前も無駄に死体を撃つな｣

｢………そうだね…その通りだ。君の云う事は恐らく正しい…普通はそう考えるのだろう。｣

『蘭堂さんの所へ行こう_時間が無い』