十七 ・ ページ18
ダッダッダッと廊下を走る音がする
きっと政府の人間が勘づいたのだろう。私は決して逃したりしなかった____。
曲がり廊下を斬り、標的と居合わせた
「頼むっ!殺さないでくれぇ!」
『ポートマフィアで何かを起こしたでしょ?』
私は犯人を床に押し付け、軍刀を手馴れたように向ける。
佐藤は目を見開き、軍刀を見つめた。
「お前は…っ!何故その軍刀…を!『質問を質問で返すな…私が質問した事"のみ"応えろ…返答次第ではその首を掻っ切る。』」
男は今までの表情が全て崩れ落ちた様な顔をした。
「嗚呼そうさ…ミミックは知ってるか?」
ミミック…ミミック…ジイドが長で…戦争関係の人だった。
織田作之助はミミックに殺 害された。というか相打ちの方が正しいのだろう。
だがそれは織田作之助が"未来を見れたから"だ。
それなら私の異能力を使えば織田作之助は死 なない…きっと生きることが出来る。
『…御免なさい。今すぐ楽にします。』
私は佐藤の首元を斬り刻んだ。
今際の彼の言葉は…「残念だな」だった。
私はその一言に目を見開く。
そうした瞬間閃光が瞬く間に視界に入り、視界から消えた。
どうやら信号を送ったら建物が爆破されるみたい。
私は咄嗟に近くの窓から飛び降りた。
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時