検索窓
今日:6 hit、昨日:42 hit、合計:17,510 hit

十五 ・ ページ16

『前衛小部隊隊長Aです、失礼致します。』



私は首領の部屋の中へ入った



コツコツとした軽快な足取りが止まった瞬間首領が此方を向く




「あぁ…A君か…"仕事だよ。"この人物を殺 しに行きなさい」




私は一枚の資料と____一丁の拳銃を受け取った____。



顎を破壊した後胸に3発鉄砲……ね




私は拳銃の発砲部分をクルクルと回しながら部屋を出ていった。




正直、あまり乗り気では無い。




どうやら依頼内容は佐藤…と云う人を殺 す事だそうだ。





彼は立派な政治家でマフィアのお金を横領したらしい。




私は車に乗ってある事を考えていた。




きっと気の迷いからだろう。




<貴方ハ…殺ス事ニ躊躇ガ無くなった…最早怪物ネ>




そんなうわ言を吐く頭が無い何かを私は無視し、



車の走行音をBGMにしながら私は昔の事を考えていた。




昔は最高の善人を目指していた。



けど…殺したからにはこの道を通り、償うしかない。





一人救ったからと云って殺 した人が戻ってくる訳でも無い。





自分が勝手に救われた気分になるだけだから。




善人を救って_____悪人を殺して悪人になる。







そうするしか無いんだ…決まっているでしょう…A。






自分で決めたんだから。

十七 ・※イラスト有→←十四 ・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。