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十四 ・ ページ15
前衛小部隊隊長と言っても仕事や敵襲が無いと書類仕事だ。
外部の仕事は部下がやるし…
PCの無機質な音が執務室に響く______。
『…太宰さん。』
「やぁっ…ってバレてたか…君の様なお子様にはこれ位で驚くと思っていたのに…はぁ。」
『私はお子様でも無い…私が生まれたのは君が生まれ「そー云うの良いから。」はぁ、』
正に売り言葉に買い言葉…太宰さんに反発するように私は言い返す。
長廊下を渡っている時はこれがしょっちゅうだ。
はぁ…彼は私の六歳上だと云うのに…
森さんも森さんでヤバい…
メイド服や紅葉さんと共犯でたまーに服を着せられる。
それに森さんが敵意や悪意など無いのも思い返して見ると怖い。
と、長廊下で考え事をしていると一人の初老の男性が立っていた。
『おや…こんにちは。』
貼り付けたような笑みで私は会釈をする。
「任務だそうですよ…A嬢。」
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月2日 17時