幼馴染と、呪い。【乙骨憂太】【呪術廻戦】

私はそう思ってる。 ページ3

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冥「おや、Aじゃないか。おはよう。






私はちょっと依頼がきたから、


今日の鍛錬は一人でやってくれないかい？」











『おはよーございます。把握しました、冥さん。






珍しいですね。こんな早くに依頼へ出向くなんて。






今回はいくら積まれたんですか？？』











現在の時刻、6時ちょっと前。






朝から、私の師匠である冥さんが、


普段使ってるクソでかい呪具を持ち、


外へ出かけるようだった。











ここは私が冥さん名義で泊まっているホテル。





冥さんは、4，5年前の、私が中一だった頃、


私の離婚した片親が亡くなってからは


私のことを良く思っていない親戚たちから


買い取ってくれた。






昔は、なんでその場に冥さんがいるか不思議だったが、


訳を聞けば、すっごく遠縁ではあるが血が繋がってるらしい。






すっっっっっっっっごく、遠縁だが、ね。






当時はそばにいた憂憂くんに


すごく小言を言われてたけど、


今じゃもう、仲良しだ。





…多分。私はそう思ってる。






冥さんは私の呪力量を見て、


将来の金銭的な利益を取れると踏んだらしい。






そんなことで引き取られたのを知ったのは最近で、


別にショックはあんまりなかったけど。





流石に、全く無いは違うけど、


冥さんならやりかねん…と思ったら別にそんなだった。











冥「そうだ、A、明日までに


荷物をまとめといてくれくれるかい？





次の泊まるところを見つけたんだ。





そろそろここも一ヶ月だからね」











『これまたまぁ急ですね。





まぁ…わかりました。





次泊まるとこ、どこら辺なんですか？』











冥「こことは遠いけど、居心地のいいところだよ。






まぁ、気にしないでおくれ。私が保証するよ。





それとも…私の見立てが悪かったことはあったかい？」











そう言われてしまうと、


それはないですけど…と返さずおえない。






でも、なんだか素直に教えてくれない冥さんに、


違和感と嫌な感じを感じとる。






冥さんは、そろそろ時間だから行ってくるよ、


と言い、私の頭をひとなでした後、外へ出た。






太い三つ編みから、


ニヒルな、綺麗な冥さんの笑顔がチラリとのぞいて行った。











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