#2 ページ4
_
瞳を開けるとそこには『風紀』と書かれた腕章の靡く学ランが見えた。
私を包む温かさの正体は雲雀君だって分かるのにそう時間はかからなかった。
雲「相変わらず鈍臭いね。君には僕が必要だと思うけど」
雲雀君から弾くように離れる。
別れる決心をしたのにときめいている自分を殴りたい。
雲雀君も学ランを羽織り直した。12月のその服装はとても寒々しい。
雲「兎に角、」
凛とした威厳のある声。ビックリして佇まいを直す。
そんな私をクスリと柔らかく笑ってからすぐに仏頂面に戻る。
雲「僕は別れる気なんてないから。」
ドン≠怒ン！と構える。
ただ言葉を発しただけなのになんか怖い！迫力あり過ぎ‼︎
て、てゆうか何故拒否なの⁉︎
貴「わ、別れるの！」
雲「納得出来る理由は？」
貴「え…⁉︎えーと……！」
雲「ないの？」
あぁもう！
埒が明かないじゃん！
貴「わ、別れてよ！」
雲「嫌だ」
〜〜〜っ！
この頑固者！
貴「わーかーれーて！」
雲「別れない」
貴「だから、もがっ⁉︎」
雲「煩い、黙って。」
片手で口を押さえられる。
お陰で文句も言えず、ただ睨みつけた。
そんなの物ともせずに雲雀君は私に顔を近付ける。
雲「絶対に別れない」
その端正な顔立ちに胸がまたときめいた。
怪訝な表情をする雲雀君も格好良い。
雲「僕が納得する理由がないのなら絶対離れないから」
そ、そう言ってくれるのは嬉しいけど……
私が考えてる事を知ったらきっと気が変わるはずだよ……。
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天ノ川 狼(プロフ) - ぶっきーさん» 俺の方がだよおおおおおおおおおおお!!!! (2014年8月17日 5時) (
レス) id: b75b08322c (このIDを非表示/違反報告)
BROTHER - これからどうなるか楽しみです(*^_^*) (2014年8月14日 1時) (レス) id: 0f9765304e (このIDを非表示/違反報告)
音々(プロフ) - 更新頑張れファイト!! (2014年8月6日 0時) (レス) id: 9f9dae6ddb (このIDを非表示/違反報告)
ぶっきー(プロフ) - 天ノ川 狼さん» 嬉しいぞちくしょおおおおお！← (2014年8月1日 7時) (レス) id: 2a132548fb (このIDを非表示/違反報告)
天ノ川 狼(プロフ) - ぶっきーさん» なんて心優しいんだっ!!!(泣) ありがと〜！オレ、ぶっきーの作品大好き(*'ω'*)！ (2014年7月30日 23時) (レス) id: b75b08322c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
