#27 マーモン ページ29
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「君がベルフェゴール？」
甲高い、女みたいな声に呼ばれた。
振り返った先にいたのは宙に浮いたフードの赤ん坊。
そいつは俺に向かって小さ過ぎる手を差し出す。
「僕はマーモン。金をくれるなら仲良くしてあげるよ。よろしく」
それがマーモンの俺に対する第一声だった。
初めて見た時は流石に驚いたぜ。
赤ん坊が浮いてるし、とんでもねーセリフ口にしてんだもん。ぶったまげ。
でも8歳だった俺は………その手を取った。
それから、俺達は一緒に過ごしていた。
さっき言った『ヴァリアー』って組織にいるからさ、お互い仕事ん時とかもあったけど。
俺はマーモンと一緒にいんのが好きだった。
あいつは俺のコト鬱陶しいとか言ってたけど、そんなん関係ねーし。
だって俺、王子だもん。王子が一緒にいたいって思ってんだから……光栄に思えし。
それから暫くして、事件起きてさ。
ボスとか、俺ら全員でやらかしちゃって。
ボスがいなくなっちゃってから皆イライラしててよ。
王子もイライラしたし、本当に辛かった。
でも………そん時も側にいてくれたんだよな マーモンの奴。
下らねーコト言って余計にイライラさせたかと思えば、
王子に抱っこされながら『大丈夫だから』なんて励ましてくれてたっけ。
文句を言いながらも、俺の無茶に付き合ってくれた。
愚痴を零しながらも、抱っこさせたり、頬っぺたムニムニさせてくれた。
なんだかんだ言いながらも＿＿＿＿ずっと側に、いてくれた。
ハハ、何だよ、それ。
赤ん坊のクセにちょー生意気。
初めてキスした時もさ、
『子供だね』とか言って。
お前に言われたくねーしってムカついたけど、
地味に頬っぺ赤くなってんの気付いて、
カワイーなって思った。
………ごめん。
やっぱり俺、お前にマーモン重ねてた。
でも代わりだなんて……んなコト、思ってねぇから。
あいつの代わりなんて………誰にも出来やしねぇから。
だって俺……マーモンのコト………
ーーーーー
ミーは先輩の背中から離れて正面に回り込んだ。
そして前に先輩がしてくれたように、首に腕を回して抱き締めた。
貴「ベル先輩」
べ「んだよ」
ミーの口元に、薄く笑みが浮かんだ。
.
貴「ミー、ベル先輩のコトが好きですー」
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MiA 精神的にｽﾄﾚｽ溜まってます← - ........ぶっきー、こんなところで、悪い...んだけど、続編のﾊﾟｽﾜｰﾄﾞを教えて下さい。ヒントだけでも大丈夫です。 (2014年9月14日 18時) (
レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
MiA精神的にｽﾄﾚｽがﾔﾊﾞｲ ← - ぶっきーさん» 絶対見る!!!!!!!!!!!!!!!! (2014年8月28日 15時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっきー(プロフ) - MiA精神的にｽﾄﾚｽがﾔﾊﾞｲ ←さん» 告白なんて、したことないから内容迷った(>_<)www続編も見てね！ (2014年8月28日 12時) (レス) id: 2a132548fb (このIDを非表示/違反報告)
MiA精神的にｽﾄﾚｽがﾔﾊﾞｲ ← - 切恋もいいね...(*οωο)泣ける...!!!!←ﾃｲｯｼｭが足りないw はじめての告白、ガンバったよ、フラン!!!!.....悲しい感じもあるけれど、待っててくれる事は嬉しいんだな...って思いました。 (2014年8月27日 19時) (レス) id: 9f43537076 (このIDを非表示/違反報告)
ぶっきー(プロフ) - ななさん» 切ない恋が行き過ぎた感じですね…書いてて若干の罪悪感に苛まれました← (2014年8月26日 21時) (レス) id: 2a132548fb (このIDを非表示/違反報告)
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