第４話 ページ5
(人1)｢話ってのはな…｣
貴｢話ってのは？｣
(人1)｢いや…場所を変えよう｣
貴｢何で？｣
(人1)｢周り見てみろ｣
周りを見渡すと柱の陰に女子、角の陰に女子。
そりゃあ沢山の女子達が。
私に食い入るように冷たい視線が。
貴｢み、皆さん…、そんなに私に恨みが…｣
こ、怖い。女子って怖い。
(人1)｢お前みたいなアホに恨みなんか持たねぇよ、ほら、帰るぞ｣
貴｢あ、アホ!？｣
バカで傷ついた奴に今度はアホ呼ばわりかよォォォ！
―――――――――――――――――――――
貴｢で、話って？｣
ただいま帰り道。
兄妹で一緒に帰っております。
ものすごく嫌です。
嫌いな兄と一緒に帰るとか。
マジで嫌です。本当に無理です。
(人1)｢大したことじゃねぇんだ。ただ、今日変わった事無かったか？｣
貴｢変わった事？……いや、特には。あ、でも灯村さんって人から渡してくれって頼まれた物が｣
(人1)｢灯村…？灯村 遥からか？｣
貴｢あぁ、うん。ほら｣
鞄から例の封筒を取りだした。
本当に中身なんなんだ。
爆弾( ・_・)ノΞ●〜*じゃないのか←
(人1)｢よこせ｣
貴｢言われなくてもよこすっつーの！｣
封筒をひったくる私の兄、(人2)(人1)。
頼むから爆弾入れてありますように。
爆発しろォォォ！
(人1)｢お前今爆発しろとか、思わなかったか？｣
エスパーか、お前はよォォォ！
貴｢い、いえ、何も思っておりません、お兄様｣
(人1)｢バカ正直で結構｣
あ、嘘見抜かれたパティーンだわ、これ。
(人1)｢んだこれ、手紙か？｣
爆弾( ・_・)ノΞ●〜*じゃなかったのか。
つまんねーな。
(人1)｢……ふーん。そーゆーことか｣
貴｢何？どんな内容だったの？｣
(人1)｢お前になんか教えねーっての｣
貴｢はぁ？何なのよ、気になるじゃない｣
(人1)｢ダメ。特にお前は見ちゃダメ｣
貴｢何？私の身に何か起こるとか？｣
(人1)｢バカか。そんなんじゃねーよ。大体コレは俺達クラスの問題だ。お前は首つっこまなくて良し｣
兄の言った事は確かに正論。
だけど気になるモンは気になるんじゃ。
(人1)｢だから勉強しろ、明日の再試はあんな点数取ってくるなよ｣
貴｢もう！言われなくてもやるよ！｣
何となくその声がデカかったらしく、下校中の生徒達に振り向かれてしまった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆぅ。(プロフ) - めっちゃくちゃ面白かったです!!!ギャグもありながらも、兄弟の関係にすっごい読んでてﾄﾞｷﾄﾞｷしました!!!続編も絶対読みます!!!次回作楽しみにしています** (2013年8月7日 11時) (
レス) id: 26cde87091 (このIDを非表示/違反報告)
希鏡(プロフ) - とっても面白かったです！！ (2013年8月4日 9時) (レス) id: cf778d5f3d (このIDを非表示/違反報告)
麻宵(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2012年11月27日 19時) (レス) id: 44685b961f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 凄く面白いです!!続編も見ます!! (2012年11月25日 16時) (レス) id: b0b331756d (このIDを非表示/違反報告)
麻宵(プロフ) - 菊愛さん» 見てくれたんですね！ありがとうございます！！！更新、頑張ります！ (2012年11月25日 11時) (レス) id: 44685b961f (このIDを非表示/違反報告)
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