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朝目が覚めると、目の前に蓮の顔のドアップ。
久々でびっくりしたけど、すぐに昨日のことを思い出した。
亮「れーん、朝だよ？」
蓮「りょうへー、ねれた？」
亮「うん。蓮のおかげ。ありがとう」
蓮「ん、そっか。あ、台本読んだ？」
亮「あー、まだだけど……午後からだからそれまでに読むことにする」
蓮「俺が昼前から仕事だから？」
亮「分かってんなら言うなよ」
蓮「うん、ごめん」
やんわりと笑った蓮は寝起きの幼い表情のまま目を擦って身体を起こした。
俺も身体を起こして、2人一緒に部屋を出た。
亮「涼くんおはよう」
涼「おはよう。蓮も早いな」
蓮「おはよう。今日は亮平の部屋で寝てたから一緒に降りてきた」
キッチンでもうご飯の用意をしてくれていた涼くん。
照くんもそろそろ帰ってくる頃かな。
康二くんとラウは朝から仕事だからそろそろ起きてくるし、大介くんは午後から仕事だから放置でいいか。
兄ちゃんと翔太くんは俺の収録来るって言ってたけどそれも午後だしね。
亮「手伝うよ」
涼「うん、お願い」
蓮「ご飯盛るね。6でいいかな？」
涼「いや、7かな。兄ちゃんそろそろ起きてくるよ」
亮「休みなのに？」
俺がそう聞き返したとき、上から元気な足音が聞こえてきた。
康「おはようさん！」
ラ「おはよう！蓮くん、後でちょっとポーズの相談乗ってくれない？」
蓮「いいよ」
辰「はよー。涼太、ありがとね」
涼「大丈夫だよ」
涼くんに声をかけた兄ちゃんはラウと康二くんにも絡みに行くと、今度は蓮の盛ったご飯を運んだ。
焼き鮭を盛り付けながらその様子を見ていると、兄ちゃんは俺の方に来て鮭を運び始めた。
亮「兄ちゃんありがと」
辰「はいよ。うし、顔色は良さそうだね。寝れはしたか」
亮「あ……寝れなかったんだけど、蓮が助けてくれた」
辰「そっか。なら良し。ほら、食べるよ」
優しく笑った兄ちゃんの早起きの目的って多分これだったんだろうな。
そう気がついたらちょっと恥ずかしくて、でもやっぱり嬉しい。
涼くんも黙って俺の肩を優しく叩いてからキッチンを出た。
ありがとう、そう思いながら俺もキッチンを出た。
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ちぇろ(プロフ) - それぞれの想いを感じてうるうるしてます。更新ありがとうございました！ (2023年2月17日 6時) (
レス) id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ(プロフ) - 久しぶりに読み返しにお邪魔しました。大好きなお話です。続きが読めたらうれしいです。 (2022年12月26日 11時) (レス) @page17 id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2022年8月9日 22時
