【クイズ番組】 ページ4
亮平side
大介くんと翔太くんの歌番組が終わってスイーツパーティを堪能した俺たちはそれぞれ部屋に戻った。
ベッドには入ったけど、前回のあの人の言葉が頭の中をぐるぐるして眠れない。
それはもう、絡まった毛糸みたい。
上手く息も吸えなくて、つっかえて苦しい。
あの日、前回の番組出演の後だってしばらくは眠れなかった。
だからバレない程度にみんなの部屋に行ってたんだけど。
仕方ない、勉強するか。
なんてベッドから起き上がった時、部屋のドアがノックされた。
亮「はぁい？」
蓮「俺。入っていい？」
亮「いいよ」
ドアを開けて入ってきた蓮は、めくれた布団を一瞥して俺の方にきた。
蓮「寝れない？」
亮「いや、今まで少し明日の台本確認してて。これから寝ようと思ってたとこ」
ほら、と本当は明日の朝確認のために読もうと思って机の上に置いておいた台本を指さした。
蓮は台本を見て、そっと表紙に触れると小さく溜め息を吐いた。
蓮「うそつき」
亮「う、うそじゃないもん！」
蓮「だってこれ、開いてた痕ないよ？それに、亮平いつもなら早く寝て、朝起きてから読むでしょ？」
ほんと、なんでこういう時ばっか鋭いんだよ。
図星をつかれて黙り込んだ俺の隣に座った蓮は、俺を優しく抱きしめてくれた。
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ちぇろ(プロフ) - それぞれの想いを感じてうるうるしてます。更新ありがとうございました！ (2023年2月17日 6時) (
レス) id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
ちぇろ(プロフ) - 久しぶりに読み返しにお邪魔しました。大好きなお話です。続きが読めたらうれしいです。 (2022年12月26日 11時) (レス) @page17 id: 84d56b057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名岡颯貴
| 作成日時：2022年8月9日 22時
