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二十三話 ページ25

この五人なら、馬鹿にしないで聞いてくれるかな


そう思った俺は正直に相談することにした。



自覚したのはつい最近の話だけど、
恐らくずっと前から天馬ことが好きだったこと

男が男を好き

それに、幼稚園の頃から仲が良かった
多分親友とも呼べる人物が自分の事をそんな目で見てると知ったら


気持ち悪がられるから


天馬がとてもショックだと思うから

俺はこの気持ちに整理がつくまで避け続けようと思っていること


取り敢えず現状や気持ちを全て話した



勢いで全部話してしまったけど

気持ち悪がられないだろうか…?


ふと疑問に思って恐る恐る顔を上げる


何故かニヤニヤしている四人がいた。
(真澄くんは真顔だった)


「…え?な、何でお前ら笑ってんだよ!
俺めっちゃマジな方で相談したのに…!!」


すると笑いすぎて涙目になりかけてる至さんが最初に口を開いた


至「いや、青春してるな〜って思って?」


な、何なんだこの人

馬鹿にしているのか…

俺は真面目に話したのに…


と段々と怒りを覚え始た後直ぐに


綴「いや、でもお前ら二人が喧嘩とか考えらんねーし、もっと深刻な問題なのかと思ってたんだけどな〜」


綴まで…!


咲也「でも、きっと大丈夫だと思うよ。

それに上手くは言えないけど俺が天馬くんの立場だったら、

今迄すごい仲が良かった親友に理由も分からず急に避けられ始める方が辛いと思う

俺は二人の仲とかよく分かってないから強くは言えないけど、

それだけで仲悪くなっちゃう様な関係なら、天馬くんとだと正直

友達になっても直ぐに喧嘩しちゃってたんじゃないかな…って…」


シトロン「きっと京希なら大丈夫ネ!」


…!

確かに俺が天馬と逆の立場だったら
めっちゃ辛いと思う

でも、もしずっと友達だと思ってた奴に急に好きって言われたら…?

女の子なら少しは嬉しいけど、男だぞ…?



…やっぱり…怖い



真澄「…ねえ、お前天馬のこと本当に好きなの」


「…え、何言ってんの?
今言ったじゃん。天馬のこと好きって…」


驚きと羞恥で少しだけ当たりの強い言い方になってしまい。


申し訳ないと思った


真澄「…本当に?
天馬に対して好きとも言えない癖に?」


「…だから、好きって言ってんじゃん!
さっきから何なの…?本当人のこと馬鹿にするのも大概に…」


大概にしろ、と続けようとした声は真澄の


「この前、至が天馬に好きって言ってた」


という声に遮られ


消えた

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おれんじ(プロフ) - 瑠音さん» ありがとうございます!更新は凄い不定期ですが頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします! (2017年8月17日 22時) (レス) id: 416e989416 (このIDを非表示/違反報告)
瑠音 - この作品好きです!天馬くん可愛すぎかぁ…!これからも更新無理せず頑張ってください♪ (2017年8月15日 1時) (レス) id: 378d6e79f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おれんじ | 作成日時:2017年7月14日 16時

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