第９５話 そのメイド、対話。 ページ48
ソファに向かい合って座る。使用人として断ったが、お願いとせがまれ仕方なく腰かけた。
[あのしゅうげきから、なにかあった？]
「お気遣いありがとうございます。特には、何も」
[大きな音におどろいたり、は？]
「無かったです」
矢張り幹部の皆様からすると、私は異常なのかしら。カゲが物理攻撃は無効化してくれるから、怯える心配は無いのに。使用人が幹部を庇って怪我するなんて、当たり前に近いのに。
[専属は、やっぱりダメ？]
「継続してお断りしております。きんとき様とティミスさまから、幹部の皆様に関する事は私に仕事として回って来る事にはなったそうですが」
[スマイルとシャークん以外に毎日会ってる人は？]
「おりません。日によって、陛下ときりやん様の所に伺いますが」
[それ以外の時間は？]
「主に清掃に従事しております」
私の事を聞いても、面白くないと思うのだけど。やっぱり専属の話は続いていたのね。
[Aちゃんってさ、自分の事を話すタイプじゃないから、ふしぎなんだ]
「不思議？」
[まじめで仕事はきっちりするのに、ときどき知らない事があると、ぽかんってしてるよ。]
「その件に関しては謝罪いたします。マム、じゃなかった、母からメイドに関する事を優先的に習いましたので、知らない物事も多いのです」
文字情報だけでは限界があるし、図鑑のようなものも無かったから、未だに知らない事が多い。ちょっと恥ずかしいな。
[レティってきびしかった？]
「厳しいと感じた事はございません。私がメイドになりたいと言い出した手前、恥じないように一から教えてくれましたので」
立ち居振る舞い、言葉遣い、すべてマムに習って、推薦してもらった。それ以外に生きる術は無かったから。なんて言えないけど。
[たまにで良いからさ、こうやっておしゃべりしてくれる？]
「ご主人様がお呼びとあれば、馳せ参じます」
シャークん様にも同じ事を言われているけども、私と話すより幹部のどなたかと話した方が有益だと思うのだけど。
[わがまま言ってごめんね。シャークんが呼んでると思うから、また明日、呼んでいい？]
「はい。それでは失礼いたします」
────────
Broooockさん、お誕生日おめでとうございます──☆
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紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます！夢主ネロちゃんが刺さってくださって嬉しいです！もうすぐ続編に進みますが、完結までお付き合いくださいませ〜〜！ (11月30日 14時) (
レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めためたに好き過ぎました…!!面白過ぎて、一気読みしてしまうくらいに好きです！夢主ちゃんがどストライク過ぎた…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月29日 22時) (レス) @page44 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢さん» ええええっ？！この場をお借りして､読んで頂いてありがとうございます…！これからも更新お待ちしてます…！ (9月28日 23時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - Rayさん» コメントありがとうございます！ひょぇ、まさかの拝読してる作品の作者様がコメントくださるとは……!!!!有能だけどマイペースなネロちゃんをよろしくお願いします！ (9月28日 21時) (レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 有能メイドが好きなので何度も読み返してます。更新頑張って下さい…！ (9月28日 1時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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