第８０話 そのメイド、学ぶ。 ページ33
シャークん様のお部屋の大規模清掃も終わり、いつもの日々が戻った。陛下のむちゃぶり？はきんとき様が今後は無視して良いと言われたが、さすがに無視は立場上できないので時間があるときに少しずつ応じる事になった。
[ぼくも体験したけど、女の子が同い年の男を抱えるなんて、ふつうはムリだよ]
「そうなのですか」
「にゃん」
身長体重の比率が違うから、魔法で身体強化をしない限りは無理だと力説される。そういうものなのかしら。
チーさまも同意するように鳴いて、ふわふわの尻尾が立っている。これはどういう気持ちなの？
[それは友好的な気持ちだよ。逆に尻尾振ってたらイライラしてるの。]
「わんちゃんと違うのですね」
[ね、]
勉強になるなぁ。お城に来てから知らない事ばかりで、自分の無知が恥ずかしくなる。マムは一般常識は教えてくれたのだけど、私が興味を示さなかった事は無理強いしなかったもの。ぬいぐるみにくまさん以外があるなんて知らなかったし、ペンギンさんも知らなかった。
「チーさまにも、種類はあるのでしょうか」
「みゃぅ」
[チーは長毛種っていう、猫の中でも毛の長いタイプだよ。雪国に多い種類なんだ。祖国でも珍しかったんだけど、何故か使い魔になってくれたの。]
「ちょうもうしゅ、であってますでしょうか」
[あってるよ。]
言われてみれば家の近くに住んでた猫さんより毛が長い。ふわふわしてて、大きな猫さんだと思ったくらい。
[Aちゃんってさ、メイドとしては有能なのに、ちょっとずれてるよね。]
「……よく言われます」
Broooock様も変人だと思ってるのだろう。今に始まった事ではないし、否定する意味も無い。
[頭の回転早いし、適応力あるし、強い魔法持ってるし、きんさんが嫌うのって、なんでだろね？]
「幹部の皆様の脅威となる可能性があるものは、遠ざけたいのでしょう」
[幹部専属は諦めてないけどね。]
「メイド長補佐として、幹部の皆様に関する仕事は優先的に受けておりますので、大差ないかと」
[うーん？なんていうか、確定した方がラクっていうか。]
……確定する事は無いと思いますが。
第８１話 そのメイド、応戦する。→←第７９話 その幹部、言い聞かせる。
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紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます！夢主ネロちゃんが刺さってくださって嬉しいです！もうすぐ続編に進みますが、完結までお付き合いくださいませ〜〜！ (11月30日 14時) (
レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めためたに好き過ぎました…!!面白過ぎて、一気読みしてしまうくらいに好きです！夢主ちゃんがどストライク過ぎた…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月29日 22時) (レス) @page44 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢さん» ええええっ？！この場をお借りして､読んで頂いてありがとうございます…！これからも更新お待ちしてます…！ (9月28日 23時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - Rayさん» コメントありがとうございます！ひょぇ、まさかの拝読してる作品の作者様がコメントくださるとは……!!!!有能だけどマイペースなネロちゃんをよろしくお願いします！ (9月28日 21時) (レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 有能メイドが好きなので何度も読み返してます。更新頑張って下さい…！ (9月28日 1時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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