第７３話 その幹部、固まる。 ページ26
今日は部屋に入ると埃で喉がやられるから、しゃけは俺の部屋のソファに寝ることになった。Aさんがそこだけ決まらなかったらしく、野営よりマシだとか一日くらいなんともないとか色々本当に説得した。じゃないと自分が陰空間に寝て自室を開けると言っていたくらい。さすがに下心が無いとはわかっていても異性の部屋のベッドに寝る勇気は無い。
「今日の清掃は終わったんだよね？」
「はい。明日の拭き掃除が終わったら、家具を運び入れて配置いたします」
「うーん有能」
家具の配置は陰を通すらしい。つくづく便利だなぁ。
「ねぇAさん！俺も魔法体験してみたい！幹部のほとんどが見てるし体験してるんでしょ？！俺も陰の中入って移動したい！」
「それは構いませんが……一度、メイド服を着替えてきてもよろしいでしょうか。ある程度は埃を叩いたのですが」
気にしてたんだ……止める理由がないから許可したら、また陰の中に消えてった。
「Nakamu〜。今度の外交の件だけどさ〜……あれ、シャークん？」
「よ。久し振り」
「久し振り……だけど、どうやって」
「あれ、知らねぇの」
あ、言ってなかった、っけ？
「Aさんにお願いして、俺の部屋の清掃をお願いしたんだ。かなりガッツリ家具一新したし」
「え、何それ知らない」
「ごめんきんとき、言わない方が良いかなって……」
「なんで？」
「だって、無意味にAさんの事敵視してるじゃん！仕事してるだけなのにさ！」
どんどん空気が冷えていく。悪い事してないのに怒られている気になる。頼む誰か来てくれ〜！
「陛下、お待たせいたしました。あら、きんとき様、ご機嫌麗しく」
「あら、じゃねぇよも〜」
またソファの陰から出てきたAさんは、きんときを見つけてカーテシーをやった。頼む誰か来てくれとは言ったけど！言ったけど〜！！
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紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます！夢主ネロちゃんが刺さってくださって嬉しいです！もうすぐ続編に進みますが、完結までお付き合いくださいませ〜〜！ (11月30日 14時) (
レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めためたに好き過ぎました…!!面白過ぎて、一気読みしてしまうくらいに好きです！夢主ちゃんがどストライク過ぎた…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月29日 22時) (レス) @page44 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢さん» ええええっ？！この場をお借りして､読んで頂いてありがとうございます…！これからも更新お待ちしてます…！ (9月28日 23時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - Rayさん» コメントありがとうございます！ひょぇ、まさかの拝読してる作品の作者様がコメントくださるとは……!!!!有能だけどマイペースなネロちゃんをよろしくお願いします！ (9月28日 21時) (レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 有能メイドが好きなので何度も読み返してます。更新頑張って下さい…！ (9月28日 1時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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