第６４話 そのメイド、別件開始。 ページ17
結局、幹部専属メイドの件は保留になったらしい。きんとき様は不機嫌なままに、幹部に関する仕事は私が優先的に担当するという話になったと、ティミスさまに伝えられた。優先というのも、いつも通りな気がする。ティミスさまが担当していた幹部関連の仕事を、新人指導や配属分けを行っている間、私が担当しているのだから。
「幹部のどなたかに呼ばれない限りは、許可されている範囲で清掃に当たっておりますので」
「適度に休憩したとしても、あなたの仕事量は日によるものねぇ。目の敵にされている部分もあるし」
「天井近い部分の清掃も可能ですが、以前ティミスさまに止められましたから」
「魔法で大丈夫とは言っても、危ないでしょう？」
時々、マムと同じことを言う。不思議な感じがするから、今度どなたかに聞いてみよう。
「そうそう、シャークん様がね。お部屋の清掃をお願いしたいそうなの。壊れた家具も一新するかもしれないって仰ってたから、シャークん様にもう一度聞いてもらえる？」
「かしこまりました。あとで尋ねてみますね」
あまり部屋も明るくないし、窓も長い事開けてない。専属はいないから時間もかかりそう。その間はどこか安全なお部屋に移動して貰っておくべきかしら。幹部のどなたかにも相談するべき？移動はカゲを通って貰えば安全ね。
「Aさん？あらまぁ……集中モードかしら」
「申し訳ございません。シャークん様のお部屋の清掃と、その間どちらに居て貰おうかと」
「まさかそこまで考えてたの？！シャークん様も急ぎではないって仰ってたし、少し計画を立てて聞いてごらんなさいな」
「かしこまりました」
「ティミスから聞いたっぽいね？」
「はい。少し計画を立ててみましたので、確認をお願いいたします」
「うわ、早い……清掃中の俺の居場所まで考えてくれてんの？！あ、候補がNakamuときんとき……確かにその二人が無難だよなぁ」
「Broooock様は日課のお昼寝、スマイル様はお声がけしても気付かない可能性がございます。きりやん様はカロンさま曰く自室の構造が少し異なっているそうなので」
紙一枚にまとめた計画に目を通して、許可を貰う。では明日からと決まり、細かい部分を話し合い始めた。
第６５話 その幹部、気にする。→←第６３話 その幹部、不機嫌。
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紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - にゃーちゃんさん» 初コメありがとうございます！夢主ネロちゃんが刺さってくださって嬉しいです！もうすぐ続編に進みますが、完結までお付き合いくださいませ〜〜！ (11月30日 14時) (
レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めためたに好き過ぎました…!!面白過ぎて、一気読みしてしまうくらいに好きです！夢主ちゃんがどストライク過ぎた…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (11月29日 22時) (レス) @page44 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢さん» ええええっ？！この場をお借りして､読んで頂いてありがとうございます…！これからも更新お待ちしてます…！ (9月28日 23時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
紅鴇ﾍﾞﾆﾄｷ@端末垢 - Rayさん» コメントありがとうございます！ひょぇ、まさかの拝読してる作品の作者様がコメントくださるとは……!!!!有能だけどマイペースなネロちゃんをよろしくお願いします！ (9月28日 21時) (レス) id: 15e99861f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 有能メイドが好きなので何度も読み返してます。更新頑張って下さい…！ (9月28日 1時) (レス) id: d88e598144 (このIDを非表示/違反報告)
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