鬼田口 ページ47
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翔平side
田「もう、お前がいると金を払わねぇ客人が多いわ。」
『え？』
田「今日は天下の樹様のご登場ですなぁ。」
樹「なにそれ…笑」
『…は？…は？！』
しれっと水を取りに行ってた田口くんと一緒にスタジオに入ってきたのは…樹。
驚き過ぎてめっちゃ綺麗に二度見した。
『っ、なんで来た！？』
樹「えー、今日リハないし、どうせいるんだろうなって。」
そう言って樹はふっと笑う。
その表情に顔がじんわり熱くなったような気がして、誤魔化すようにボソッと返事をして俯いた。
田「はい翔平ー休憩終わりー。再開するよ。」
『ふえーい。』
田「樹、お前も来たってことは跳ぶんだろ？久しぶりにしごいてやるよ。」
樹「は、俺聞いてないんだけど。」
田「ジャージ持ってきてんじゃん。」
樹「いや田口くんにしごかれるとか聞いてな、」
田「さーやろー！」
樹「おい、」
…また地獄の時間が始まった、笑
そして数十分。
田「…だから違う。意識しないんだったらやる意味ないじゃん。」
『っ、してる！』
田「いやいや、さっきから何回もさ。やる意味ある？」
『っ、…』
田「帰れば？」
『やだっ！』
田「…翔平せっかく治りかけてたのに前の癖戻ってる。気づいてないでしょ。」
『…』
田「んね？だからさ、こんときに…」
『うん、』
田「次やったら帰る覚悟でやんないとパフォーマンスなんかさせてやんねえからな？」
『分かってるよ！』
毎回半泣きまでゴリゴリに追い詰められる。
まじで正直来たくないけど、どうしてもパフォーマンスにアクロバットを入れたいから。
まあ、ただの意地とプライドだけど。
ぜってぇコンディション間に合わせてやる、
樹「うーわ…久しぶりに見たわ、田口くんの鬼。」
田「ふは、樹もちゃんとストレッチしとけよー。バッチリしごいてやる。」
樹「…帰ろうかな。」
田「えぇ、せっかく翔平と樹のいちゃいちゃ見れると思ったのにぃー。」
翔「もうっ！田口くんうるさいっ！」
田「あれ？樹違った？」
樹「え、俺翔平に会いに来たんだけど。」
田「ははは笑こいつまじだ笑笑」
樹「ははは」
田「樹目笑ってない怖い。」
樹「田口くんには言われたくない。」
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作者の呟き
2ndへ続く…
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苺くぅ - はい！気長に続きをおまちしております。 (2020年10月5日 20時) (
レス) id: 079e87463c (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - 苺くぅさん» ありがとうございます。とても嬉しいですし励みになります。これからもお読み頂けるととても嬉しいです。どうぞご贔屓に。 (2020年9月30日 23時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
苺くぅ - 面白ろ過ぎます！！ (2020年9月30日 18時) (レス) id: 079e87463c (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - 佐藤 友菜さん» やはりやましょーさんを重要な役に置いてしまう作者です。オンラインライブかっこよすぎたので更新頑張ります (2020年9月21日 6時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
りー - はい、読み続けます。もうーハマってしまいました(笑) (2020年9月21日 1時) (レス) id: 30b38fa8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白湯 | 作成日時：2020年6月14日 7時
