《B-PROJECT》みじかいゆめ4

#Bプロプラス（つばさ、剛士×2、百太郎×2、和南、健十） ページ17

つばさの家にはたくさんのＣＤがあって、昔からいろんな音楽を貸してもらっていた。久しぶりに会うからオススメを貸してよと言えば「今担当してるグループなの」と五枚のＣＤを持ってきてくれる「みなさん、すごくキラキラでかっこよくて」誇らしげに語るつばさの笑顔もキラキラしてる #Bプロプラス


剛士のキスはまさに噛み付くようだ。ぶつけるように唇を押し付けて、舌で強引にわたしの口を開かせる。いつの間にか後ろ頭に回された手が顔をずらすことも許さない。歯と歯がぶつかる甘い衝撃の後、絡め取られた舌を柔らかく噛まれ「…っは」一瞬で息を継ぎさらに深くへと捻じ込まれる #Bプロプラス


手に乗ったその小動物を今にも奇声を上げそうだけど怖がらせるから上げられないとばかりの顔をして見つめる彼女。とげとげの背中を丸め、じっと動かないそいつは円らな瞳を俺に向けてくる「ももももも、かわいい…！」「もが多いぞ」視線をくれてやるのも今だけだとばかりに睨み返した #Bプロプラス


しあわせ、が口癖の彼女に聞いてみる「君にとってしあわせって何？」ぱちぱちと瞬きをしてうーんと考えた後「ご飯が美味しいって言ったら、美味しいねって返ってくる誰かが一緒にいること、かな」だから、と彼女は俺の手をそっと握り笑う「和南と過ごす毎日は、しあわせに満ちてるの」 #Bプロプラス


生じたのは、動揺する彼女を見たい衝動と、小さな独占欲。「も、もももももっ、ち、ちかいよっ」「もが多いぞ」ぎしりとソファを軋ませ、戸惑いを誤魔化すように笑みを浮かべた彼女を逃げられないように腕で囲った「俺は、もっと近くたって構わない」 #Bプロプラス 零距離になってようやく満足する

健十にいいって聞いたから炭酸水を飲んでるの。すると剛士は途端に機嫌が悪くなって「そうかよ」なんてぶっきらぼうに言い捨てる。それは小さな嫉妬なんだと知っているから「けど一番の理由はねえ」「あ？」剛士がよく飲んでるから、だよ #Bプロプラス 「ならいい」剛士は満足そうに私を抱き寄せた


健十はシャンプーのＣＭとか似合いそうだよね「そう？」テレビを見ながら呟けば隣にくっつく健十が反応する。半裸とか惜しげもなく晒せるタイプでしょ？「まあ仕事だからね、気にしないけど」でも、と続ける彼の手によって視界が反転し迫る蒼色「テレビの外で見られるのは君だけだよ」 #Bプロプラス

#Bプロプラス（剛士×3、竜持、明謙）→←#Bプロプラス（剛士×5、健十、和南）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す