Hate18 ページ19
先程まで、そこでは叔父であるエンデヴァーが朝食を食べていたのだが。多分もう、支度を済ませて家を出るところだろう。
アイツと叔父さんがかち合うと面倒なことになるのは初日で体験済みだ。
だから、叔父さんが家を出るタイミングでアイツを起こすようにしている。全く、なんで私が気を使わなきゃいけないんだ。よく考えてみれば、腹が立つ。
いろいろと不仲なのは知っているのが、朝早くから仕事に向かう彼の朝食や弁当だけ用意しない訳にはいかない。
最近冬美さんは忙しいみたいだし、下宿人としてそれくらいはやるべきだろう。
私は朝型なので、早起きはそこまで苦ではないのだ。
と、机の上に置いておいた包が目に入った。
｢あら、お弁当忘れているわね｣
私はそれを持って、玄関へと向かう。まだ、家を出ていなければいいのだが。
と、丁度靴を履いている所だった。
｢叔父さん｣
｢どうした ｣
｢お弁当、忘れてますよ｣
叔父さんはカバンを開けてから、中身を確認して、少し恥ずかしそうに笑った。
｢すまんな｣
｢いえ、お仕事頑張ってくださいね｣
私は精一杯笑う。
｢ああ、お前も励めよ｣
｢はい、ありがとうございます｣
表情筋が笑顔のまま固まる。
扉が閉まったのを確認して。小さくため息をついた。
こうしてると、普通の叔父さんにしか見えないのだから、人間とは怖いものだ。
｢ああ、火、つけっぱなしね｣
私は小走りで台所へと向かった。
────
轟家にはどうやら長女の冬美さんにあと二人か三人お兄さんがいると思うんですけど
家族構成よく分かってないので、それぞれ大学や就職してるということにしておきます。
きっと一人暮らししてます。だからAさんの分部屋が空いてたんですね。
あの家の広さだとお手伝いさんいそうですけど、この世界ではAさんと轟くんと冬美さんとエンデヴァーさんのみが住んでるということにしておきます。
たまに兄貴達が帰ってきてるかも知れません。
轟くんは末っ子ですよね多分。Aさんは一人っ子です。
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漱(プロフ) - 海月さん» コメントありがとうございます！調べて見たら結構似てました笑びっくりです！ (2018年5月29日 21時) (
レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
海月 - なんか、夢主ちゃんの髪の色ッてナンバカのジューゴみたいですね (2018年5月29日 15時) (レス) id: 1e08dd69a5 (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - ユキナさん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉、大変恐縮です！ (2017年7月26日 22時) (レス) id: b552afe75e (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - 絵！神的に上手すぎです！応援してます(o^-')b (2017年7月17日 21時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - 七華さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけたのであれば何よりです…！イラストまで褒めていただいて…！番外編、頑張って書きますよ\('ω')/ (2017年7月17日 19時) (レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漱 | 作成日時：2017年6月18日 9時
