失くしたものは

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(続き)
　当時多言語の本を読むことが出来ていたが、スピーキングとリスニングは不可。どうやら発音などは知らないらしく、単語を漢字のように捉えて読んでいたらしい。「I」は「私(またはその他一人称)」、「love」は「愛、愛する」、「you」は「あなた(またはその他二人称)」と“読み”、「I love you.」を「あなたを愛しています」と“読んで”いる。文法の違いについてはパズルのようなものと捉えているらしい。

　連合の所属理由は「自由に文字に触れるため」。才人ではない自分がどこにいれば文字に触れることが出来るのかと真面目に考えた結果、ここに所属している。現在は理由が追加され、「古賀を世話するため」という理由がある。他人には任せられないのだとか(そもそも古賀に進んで関わろうとする人間がいない)。目を離したらすぐどこかへ行きすぐ死んでしまいそうだなとも思っているので目が離せないらしい。

関係：お待ちしております。旧友でも、昔の敵でも何でもお待ちしています。

・古賀貴教「古賀」「貴教」「貴教くん」「たかのりくん」
　兄弟兼、保護者兼、お目付け役。名前の音が似ていること、何となく彼のことは「放っておけない」と感じたことなどから、保護者もしくは歳の離れた兄弟として接している。
　年上であるにもかかわらずいつもと変わらない口調で話しかけてくるところ、呼び捨てで呼んでくるところ、あまり彼の言うことを聞かないところなどと大して尊敬されているようにも仲が良いようにも見えないが、何だかんだでよろしくやれているらしい。現在、古賀を真正面から受け止めてくれる人間が彼ぐらいしかいないからだとは思うが。
　古賀のことは「可愛い奴だ」と思っている。自分が正しいんだと思い込みつつもそのわがままさ、子供っぽさに辟易している様子は思春期の学生のようだと思っているのだとか。

製作者：梟煌

ライムンド・セベ・チュエカ／同上→←前ページ

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