【合作】僕らに朝は来ない。

第13話 by時空のラテ ページ13

side 矢代 烏兎

ぼけーっと天井を眺めている。
とても退屈な気分。
こんな所じゃ「お子様キャラ」が役に立たない。

「…はぁ」

一つため息。
なんでこんな事になったのか…
いい加減脱出したくなってきた。
……脱出したい人は沢山いるはずだ。


ちょっと共有スペースに向かうとしよう。
……お、何か紙切れがある。
手に取って見る。

『ここから逃げ出したい方へ』

…ほう…？
やっぱり私以外にいたんだ。
ついでにノートもある。
パラパラとめくり、ノートの中身を確認する。
これは……結構使える。
…私はノートに文字を書く。

『わたしもここからでたいな！！おへんじまってます』

…とりあえず、こんな感じか。
ひらがなで書いてるのが結構言い感じに「お子様キャラ」を出してる。
それと、今回は名前は書かなかった。
最悪、看守とかの罠かもしれないからだ。


…さてと、戻るとしよう。
さっきのノートを元の場所に戻し、自分が寝る所に向かう。
……さっさとここから出れますように。

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