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みんながヘリで現場に行ってからどれくらいたっただろう。橘先生と運ばれて来た患者の処置をしていると、処置室のドアが開いて藍沢先生が入ってきた。
「どうした？藍沢」
「白石から電話がありました。頭部外傷で意識不明の子供がいるらしいです。ヘリで現場に向かいます」
きっと向こうも手がいっぱいなんだ。そう思ったらいてもたってもいられない。
「橘先生、私も行っていいですか？」
絶対だめだってわかってたけど、だめで元々。橘先生は少し考える素振りをして、それから小さくため息をついた。
「行ってこい。頼んだぞ、藍沢。名字」
「え、いいんですか？」
「止めても聞かないだろお前は」
早く行けと背中を押されて処置室を出る。
藍沢先生と一緒にヘリまでの道を走るのも７年ぶり。早く現場に行って、ひとつでも多くの命を救いたい。そう思いながら藍沢先生の背中を追いかけた。
「大丈夫か」
「なにが？」
「昔、ヘリに乗るのが怖いって騒いでただろ」
「藍沢先生もその話覚えてたのね」
緋山先生と藤川先生にも言われたんだよと言えば、そうかって短い返事が返ってくる。確かに最初の頃はヘリに乗るのが怖かったけど、それも回数を重ねるうちに大丈夫になった。慣れってすごい。
「でも久しぶりだからちょっと怖いかも」
「俺もヘリに乗るのは久々だ」
「藍沢先生、助けようね絶対」
「ああ」
「藍沢先生と名字先生か」
「梶さん！」
「お久しぶりです」
あの頃と変わらない梶さんの声。
「現場まであと８分だ」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2019年9月10日 10時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - この後の展開が少し気になるので更新頑張ってください！！！ (2017年9月12日 11時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなこ | 作成日時：2017年9月4日 13時
